2012年05月29日

神7のストーリーを作ろうの会 part4

1 :ユーは名無しネ2012/05/13(日) 23:17:52.45 0
物語はまだまだ始まったばかり


3 :ユーは名無しネ2012/05/13(日) 23:51:43.81 O
乙谷茶浜不憫龍一おっにくぅれあくりジャスティス思春岸颯変態神宮寺あむあむあむあ!!
5 :ユーは名無しネ2012/05/13(日) 23:59:19.19 0
いちおつ


どうしてこのスレの1000はいつもいつも変態れあオタに奪われてしまうのかwwwwww
6 :ユーは名無しネ2012/05/14(月) 00:06:29.00 I
>5
確かにww

やっぱり優太は神7スレの功労者だお
優太ありがとう
7 :ユーは名無しネ2012/05/14(月) 00:15:35.26 0
いちと優太おつ
ちょw前スレ999鬼ヤクザかお
颯きゅん危ないとこだったお
8 :ユーは名無しネ2012/05/14(月) 02:52:37.22 P
スレ立て乙!感謝感激岸優太!
神7の活躍とこのスレの平和をウィッシュータ!

今回の前スレ1000れあオタGJ!999の鬼ヤクザが颯くんと養子縁組したらとんでもないことに…危ない危ないw
それとちょっと繋がるご相談を…
鬼ヤクザの夢小説を岸くんが読んじゃったバージョン執筆中だが、それなら前スレの鬼ヤクザの夢小説をこちらにも貼ったほうがいいか、むしろ前スレとダブってお邪魔か…
途中から来た人のことを考えたら貼ったほうがよいのかな?
10 :ユーは名無しネ2012/05/14(月) 03:49:57.12 i
>>8
貼らなくても良いと思うよ注意書き?とかがあれば良いんじゃないかな

いち乙です
11 :ユーは名無しネ2012/05/14(月) 05:34:58.56 O
書き手さんは自分語りせずに出来るだけ淡々と投下したほうがそれこそ神になれると思う
15 :ユーは名無しネ2012/05/14(月) 11:53:58.11 O
4もぬぷぬぷ進行で楽しみましょう。
スレ立てさんありがとう。
作者さんよろしくです。
神7を洋服に例えてほしいです。
18 :ユーは名無しネ2012/05/14(月) 19:22:30.06 0
また梅芸w
キャパ狭いから激戦になりそうだお
でも神7のためになんとしても当てるお
19 :ユーは名無しネ2012/05/14(月) 19:28:25.50 0
神セブンと遊ぼう!〜折り紙編〜

夏の予定も決まり俄然張り切る神セブンメンバーは今日も打ち合わせのために集合した
ステージを見に来てくれるファンの子たちに何かプレゼントできないものかと考え
とりあえずJUMPコンでファンに配った折り紙で何が作れるかチャレンジしみることにした
・岸くん
器用なので何でも上手に作れるが最終的に紙で指を切り流血
赤い折り紙使えばわからないかと鶴を製作するもなぜか全て頭が2つになっていた
・ふうくん
それほど器用ではないが持ち前の想像力で謎の生物を製作
そして帰り際に隣で作っていた岸くんの作品をそっとポケットにしまう
・神宮寺
何かおもしろい作品が作れないものかとyoutubeで折り紙動画を検索
折り紙プレイなる動画を見つけ夢中になり作品は完成することはなかった
・はにー
紙からこだわり京都老舗の和紙を探し求め金粉が練り込まれた鶴を作成
とてもすばらしい作品が完成したが費用がかかりすぎてファンに配られることはなかった
・倉本
折り紙でお肉お魚果物など食べ物ばかりを作成
作ってる間にお腹が減りよだれをダラダラたらしたため紙がふにゃふにゃになり廃棄
・れいあ
栗ちゃんがすきだからぁと折り紙で栗を100個作成
もちろん全てピンク色の折り紙を使用したがなぜか事務所上層部に回収されファンに渡ることはなかった

次回神セブンと遊ぼう!〜あやとり編〜お楽しみに!
20 :ユーは名無しネ2012/05/14(月) 19:54:36.53 I
日程見てきたが夏休みはぶっ通しで休みなしだな
じんたんと谷やんは前回ダウンしたらしいから体力つけて!

そんなことよりれあたんじるしの折り紙俺にも寄越せ
21 :ユーは名無しネ2012/05/14(月) 20:15:05.48 0
ABCの方にはつかないのかな?
まあ関西人だから梅芸にぶっこむけどさ
22 :ユーは名無しネ2012/05/14(月) 20:40:37.03 I
海老はバカレア、すのまん辺りつけるんじゃない?
えび座出てたメンバーは可能性あるかも
れあたんとか颯きゅんとかはお気に入りっぽい気もする
23 :ユーは名無しネ2012/05/14(月) 21:03:33.51 0
ジャンプコンも微妙に時期ずれてるから可能性もなくはない?
25 :ユーは名無しネ2012/05/14(月) 22:21:32.93 I
おつです
優太鶴の尻尾にも顔作ったのかwwwその気持ちわからんでもない
26 :ユーは名無しネ2012/05/14(月) 23:09:34.92 O
帰宅後お部屋に頭が2つある気持ち悪い鶴を飾る颯きゅん
優ぴょんと名付け話し掛ける
親御さんはさぞ心配するだろうなぁ…
27 :ユーは名無しネ2012/05/14(月) 23:15:27.82 O
アホはアホだから簡単な折り紙もできないだろうな
たにーは難解すぎるマニアックなものを作る
しかし周りの反応が薄いか遊んでるロクネンジャーに壊されるかかな
28 :ユーは名無しネ2012/05/14(月) 23:21:12.70 I
・たにー
ひたすら黙々ときのこを折りまくるが需要がなかったのでお気に入りの
きのこ図鑑に新種のきのことして貼り付け満足感と達成感に浸る。
30 :ユーは名無しネ2012/05/15(火) 01:13:24.66 O
たにーを見ると何とかしてやりたい気持ちになる
これは何だ?
31 :ユーは名無しネ2012/05/15(火) 04:17:53.97 O
何とかしてやりたいというかどうにかしてやりたいわ
性的な意味で
33 :ユーは名無しネ2012/05/15(火) 11:42:11.02 0
グリコのジャイアントコーンは買うなよ
不衛生な環境で作ってるからな
34 :ユーは名無しネ2012/05/15(火) 12:04:35.52 i
えっきもいのはふうよりれいあだろ
38 :ユーは名無しネ2012/05/15(火) 12:38:20.05 0
このスレで>>34の発言は自殺行為
36 :ユーは名無しネ2012/05/15(火) 12:35:09.71 0
>34
ターゲットロックオン、ミサイル発射
39 :ユーは名無しネ2012/05/15(火) 12:49:34.12 0
もうすでに消されていると思われます
地球破壊爆弾と無敵艦隊によって
41 :ユーは名無しネ2012/05/15(火) 12:57:10.88 O
34自重
32はこのスレの颯くんのことなら大丈夫だが実際の颯くんのことだったら爆弾投下
42 :ユーは名無しネ2012/05/15(火) 15:40:32.10 0
茶漬けいったいどうしたんだ?トゥルルルルルルのあとは変なおじさん…
45 :ユーは名無しネ2012/05/15(火) 17:30:12.85 0
46 :ユーは名無しネ2012/05/15(火) 17:37:05.03 i
>>45
グロ注意
51 :ユーは名無しネ2012/05/15(火) 18:22:29.62 i
>>45
これからご飯なのに見ちゃったじゃねーかよ!
47 :ユーは名無しネ2012/05/15(火) 17:51:12.36 I
>45
みんな見るなよー
そして変な画像載せるな。ミサイル発射。
優太が夜眠れなくなるだろ
53 :ユーは名無しネ2012/05/15(火) 19:54:57.77 0
神7のわくわくバーベキュー in RiverSide


緑萌ゆる5月の爽やかな風が春の終わりを予感させ、夏が目覚めの息吹を注ぎ始める。神7一行はとある郊外の渓流にバーベキューーに出かけることになっていた。
なるべくすいているところがいいというみんなの希望により羽生田が検索をかけた結果ヒットした場所は、電車とバスを乗り継ぎ都心から約2時間の場所にあった。車でしか行けない所のくせに駐車場がないからあまり訪れる人がいないらしい。
「あとは岸くんだけか」
待ち合わせの駅にはもう岸くん以外の7人が到着していた。羽生田が腕時計を見ると待ち合わせ時間を5分過ぎていた。
「まさか時間間違えたり寝坊してるんじゃないだろーな岸くん」
神宮寺が半笑いで言うと、みんな「ああ〜…」とあるあると首を縦に振る。
「もぉ…岸いつになったらスケジュール管理できるのぉ」
中村が呆れたように呟いたと同時に、「みんなごめーん!」と岸くんのナチュラルソフトボイスが響いた。
やっと来た…そう思いながら神7達が声のした方向を見やると皆ぎょっとする。
「岸くん…なにその格好…?」
神宮寺が指をさして笑いをこらえる。岸くんは「へ?」と素っ頓狂な声を出した後、ドヤ顔で
「だって渓流行くんでしょ?川があるってことは釣りができるんでしょ?俺最近釣りやりたくて。これも友達から借りてきた!」
岸くんはデカい釣竿を振りかざした。脇にはクーラーボックス。
そして岸くんのいでたちは釣りバ○日誌かはたまた釣り○チ三平か…チョッキに長靴、キャップという釣り人コスプレだった…その妙ちきりんな姿はもはや今をときめくジャニーズJrとはお世辞にも言えない。ちょっと並んで歩きたくない感じだ。
「あれ?おいちょっとみんな…」
岸くんを置いて皆改札を通った。おいてけぼりをくって慌てて駆け寄ったが冷やかな反応が帰ってくる。
「釣竿はもう仕方ないとしてとりあえずその恥ずかしい格好どうにかしてくれないと俺ら一緒に歩かないからな」
最年少の倉本が冷たく言い放つ。神宮寺もそれに続いた。
「着替えくらい持ってきてるでしょ?さっさとそこのトイレで着替えてきなよ恥ずかしい」
「いや…でもまずカタチから入ろうかなって…」
なおも釣り人スタイルを貫こうとする岸くんに栗田が指をさしてバカ笑いを浴びせた。
「ギャハハハハ、んな格好で電車乗ろうとするとか岸アホじゃね?な、れいあー」
アホにアホ扱いでようやく岸くんは折れた。
54 :ユーは名無しネ2012/05/15(火) 19:55:28.93 0
「おおー!!素晴らしき大自然!!」
着いた場所は清流が流れる山のふもとの河原だ。近くにバーベキュー用具一式を貸してくれる店舗もありなかなかの穴場である。空気もおいしい。人も少なく、若い女性グループと社員旅行かなにかのおじさんおばさんの団体だけだった。
「釣―り!釣―り!」岸くんは釣竿を振ってご機嫌だ。
「さすがに河原では回れないかな…」高橋は河原を見渡しながら呟く。
「こういう大自然の中でするオ○ニーって格別なんだよなー」神宮寺はとんでもないことを考えている。
「早く食おうぜ!」準備する前から倉本は食べる気満々だ。
「うん。我ながらなかなかいい場所を見つけたな」羽生田は己のファインプレーに満足の様子だ
「やだ栗ちゃんつめたいぃ」「れいあ、それ〜」アホと乙女はもう川に入って水を掛け合ってイチャイチャしている
「…」谷村は山々の緑を遠くに眺めながら今日の目標を定める。
絶対に単独行動はとらず、足元にも頭上にも周りにも気をつけて無事に生きて帰ること…今日の俺の目標はそれだ。
谷村は思う。このメンバーでどこかに出かけるとたいがいロクな目に合わない。サダコに遭遇したり井戸に落ちたり銀行強盗に遭ったり…しかもこいつらは俺がいなくなっても気付かない。自分の身は自分で守るより他はない。
しっかりと用心をして気を引き締めておかないと今日もロクでもない目にあって「安定の不憫乙です」だ。そうならないためにもアンテナを常に張っておく必要があった。
「んじゃとりあえず役割分担決めよ」
岸くんは魚を釣ってきてあげると言って釣りスポットを探しに行った。高橋はついていきたかったが道具もないし仕方なしとし薪を集める。神宮寺は竈を作り、倉本は食材の仕込みを始めた。羽生田は火をおこす係で、中村と栗田は水を汲む係になった。
谷村はこれといってすることがなく落ち着きなくみんなの周りをうろうろしているだけだった。
「あ、すみませーん」
ボールがコロコロと転がってきて、若い女性グループが走ってきた。すかさず神宮寺が応対する。
「OLって独特の色気があるよなー…ちょっとオ○ニーしてきていい?」
「やめなよ条例違反だから」高橋が呆れ顔で呟く。
「お前オ○ニーは男のロマンだろ条例なんてカンケーねえよ」神宮寺はドヤ顔だ。その後で爆弾を放つ
「お前だってオ○ニーぐらいしたことあんだろ?ん?言ってみ?オカズは岸くんか?」
「ななななななな何言ってんだよそそそそそそんなこと…」
「おーおー耳まで真っ赤。やることやってんじゃんフー君も」
神宮寺がそう茶化すと高橋はもう平静を保つことができない。ここに岸くんがいなくて良かったと心底思いながらひたすら薪を集める。気がつけば倉庫一つ分くらいは集まっていた。

「綺麗なお水ぅ。おいしいねえ栗ちゃん」
中村は川の水を手に掬って飲んだ。
「れいあの方が綺麗だしおいしいよー」
いちゃいちゃしながらなものだから、中村と栗田は二人で一人分の仕事しかしていない。大自然の解放感からか、いつにも増していちゃいちゃの密度が濃い。
「れいあ俺にも飲ましてー」
「うん。」
中村が水を掬おうとすると、栗田は「そうじゃないよ」と言って中村を抱き寄せる。
「あ…栗ちゃん…」
栗田は中村の唇についた水を舐めた。それから唇に吸いつく。
「すげーおいしい。もう一回〜」
「もぉ…栗ちゃんたらあ…恥ずかしいよぉ」
その度が過ぎたいちゃいちゃを呆れ顔で横目に谷村は倉本の指示で食材の仕込みをしていた。慣れない手つきで包丁で指を何度も切りそうになるが一人でいるよりは安全だと自分に言いきかす。
「たにー不器用だなー」
倉本が小馬鹿にしたように笑った。
たにー?たにーって俺のことか?はにーだのたにーだのテキトーに略しすぎだろと谷村が呆れているとそのはにーは薪と新聞紙と木屑が燃える様を見てニヤニヤ笑いを浮かべていた。不気味すぎる。谷村は背中に悪寒が走るのをこらえながら仕事をこなした。
55 :ユーは名無しネ2012/05/15(火) 19:55:55.73 0
「おおーーきたーーー!!!」
釣竿に手ごたえが走り、岸くんは張り切って釣り上げた。開始20分、初めての当たりだ。
「おお…」
岸くんの掌に、一匹のカジカが跳ねる。大きさにして数センチ。8人がおなかいっぱい食べるには数百匹必要かもしれない大きさだったが岸くんは悦に浸った。
釣りって楽しい…快感にうち震えていると背後から声をかけられる。
「釣れますかな?」
品の良さそうな老人が岸くんにそう訊ねた。
「まあ、ぼちぼちです」
岸くんがそう答えると、老人は穏やかな笑みを見せた。地元の人だろうか。
「こんなところに若い人たちの団体が来てるなど珍しいこともあるもんだ。見たところ年齢に少しばらつきがあるようだけど君たちは友達同士か兄弟かな?」
「あ、まあ…下は小6からで僕は高二です。ジャニーズJrの神7ってグループをやってまして…」
「ほう…神…」
老人と話をしながら、岸くんは釣りを楽しむ。そしてそれから一時間後に谷村が岸くんを呼びに来た。


「もうそろそろいけるんじゃない?」
倉本が涎を垂らしながら米を炊いている飯盒の蓋を開けながら言った。グリルは倉本用とその他に分けられている。
「岸くん呼んでこなきゃ」
高橋が行こうとすると神宮寺が待ったをかける。
「お前この余計な薪戻して来いよ。後で片付けるの面倒だし」
「…」
高橋は不満に思ったが薪を持ってきたのは自分だから仕方なくそれに従った。
「じゃあ谷村お願いぃ」
中村に言われて、谷村はしぶしぶ岸くんの元へと向かう。その途中で川に落ちないように、野生の獣に遭遇しないように、落とし穴に落ちないようにと細心の注意を払って行った。単独行動イコール死の招待だと自分に言い聞かせながら。
岸くんは簡単に見つかった。老人と話をしながら釣りをしている。地元の人か観光客かもしれない。
「岸村くん、バーベキューの用意できたけど…」
そう話しかけながら近づいた時である。
「え」
谷村は、ガクンと膝が折れる。岩のでっぱりに躓いてしまった。
岸くんを巻き込み、谷村は川に落ちた。


岸くんと谷村を待たずして倉本は食べ始めてしまった。他のメンバーもそれにつられてなし崩し的に食べ始める。だが岸くんと谷村はなかなか戻ってこなかった。高橋が心配をしても他のメンバーはそしらぬ顔だ。
「釣りに夢中になってるんだろう…腹が減れば戻ってくるさ」羽生田がデザートのメロンを食べながら言った。
「でも…谷河原も戻ってこないよ…」
「二人で意気投合したんじゃね?今頃もしかしたら愛が芽生えてるかもなー」
神宮寺の冗談は、高橋のか細い神経を刺激した。
まままままさか谷河原が岸くんを…?そんなそんな彼はそういうキャラじゃないじゃないか第一彼には高橋凛という個性的な瞳をした相方がいたはず…不憫1と不憫2の不憫カップル萌えーってそんな奇特な人種が存在するのかいや例え存在したとしてもそこは全力で阻止だ…
嫌な予感というのは走り出したら止まらない暴走列車のようなもので、高橋はいてもたってもいられなくなり、岸くんの元へと向かって行った。
「さー俺もオ○ニー…じゃなくてちょっとションベン行ってくる。さすがにここでしたら怒られそうだしな」神宮寺が立ちあがる。トイレは河原から少し離れた場所にあった。
「俺もションベン!」神宮寺が行ってすぐに栗田もそう言ってトイレに向かった。

「あーやっぱこういう大自然に来たからには野外オ○ニーで気持ち良く締めくくりてーなー。折角ひと気もないんだし」
野外オ○ニーは神宮寺の夢の一つだ。何せ東京はどこに行っても人がいるしコンクリートジャングルでは解放感もクソもない。こういう大自然に包まれてするオ○ニーはきっと格別だろうという憧れがあった。
用を足して神宮寺はトイレを出た。そこで声をかけられた。
「すみませーん、ちょっと手伝ってほしいんですけどー」
さっきのOLグループだ。神宮寺は反射的にアイドルスマイルを作った。
「僕にできることでしたらなんでもします。綺麗なお姉さま方」
にっこり笑うとお姉さん達はきゃあきゃあと黄色い声を上げた。神宮寺は己のアイドルスキルの確かさに悦に浸りながらお姉さん達に導かれるままに河原を進んだ。導かれたその先には何故かずぶぬれになった岸くんと谷村がいた。しかも岸くんは寝ている。
「何やってんの二人とも?」
神宮寺が二人の異変に気付いた時には彼にも同じ危険が差し迫っていた。
56 :ユーは名無しネ2012/05/15(火) 19:56:31.43 0
「いない…どこ行ったんだろ…」
釣りができそうな場所はあらかた探し終えたが岸くんも谷村も見当たらない。誰かが残した釣竿とクーラーボックスはあったが岸くんのものかどうか高橋は確信が持てずにいた。
「まさか…本当に二人で…?」
考えたくもない妄想が頭をよぎってはブレイクダンスで撒き散らす。しかしそうしていると無駄に時間だけが過ぎて行く。あああもうこうしてる間に岸くんと谷河原がイケナイ不憫ランデブーしちゃうよどうにかしないとおおおおお…
高橋の焦燥は頂点に達しようとしていた。こんなことなら意地でも岸くんにくっついておけば良かった。心底後悔しかけていると後ろから声をかけられる。振り向くと、こんなところには似つかわしくない上品な格好をしたおばさんが立っていた。
「何かお困り?」
おばさんはそう訊ねた。高橋は他に頼る人もなく、そのおばさんの親切にすがった。
「人を探してるんですけど…一人は岸くんって言って法令線が深くて汗だくで色白なパグみたいなかっこいい少年なんですけど…。もう一人は谷…谷河原って言って暗く澱んだ瞳をして負のオーラ撒き散らしてる美形と言えなくもない少年なんですが…」
おばさんはこっちで見かけたと言って高橋を案内してくれた。その途中で高橋は「その二人妙な雰囲気になってませんでしたか?」とおばさんに尋ねたがおばさんはきょとんとして「さあ…」としか答えてくれなかった。
そして岸くんと谷村は見つかった。だけどそこには何故か神宮寺もいて高橋と同時に栗田も現れた。何がなんだか分からない。が、岸くんはずぶぬれで眠っていた。

「あれ神宮寺いねえな。ま、いっか」
先にトイレに行ったはずの神宮寺とすれ違うこともなく彼はトイレにもいない。どこか別の道から戻ったのかもしれない。さして気にすることもなく栗田は用をたす。
「こーいうとこでヤるのもいいかもなー。神宮寺の見せてくれた動画にも野外っていっぱいあったし。後でれいあにお願いしてみよー」
野外プレイのあれこれを妄想しながら栗田は来た道を戻る…はずだったがどうも見覚えのない道が続く。考え事をしながらだったから間違えたのかもしれない。
「やっべ。れいあー、れいあどこー?」
栗田は道に迷うと中村の名前を呼ぶ癖がある。地元にいる時や家族で出かけた時にもそうしてしまう。いつでも中村が出てきて助けてくれるわけではないと分かっていながらもついつい呼んでしまうのだ。
「どうかしました?」
突然、道の脇からおじさんが現れた。さっき河原にいた社員旅行団体の人だろうか。栗田は藁をも掴む思いで訊ねた。
「れいあんとこに戻りたいんだけど…おっさん知らない?」
「付いてきなさい」
おっさんは親切に栗田を案内してくれた。だが案内された先にいたのは中村ではなく、岸くんと谷村と神宮寺だった。不思議に思っているとそこに高橋もおばさんに連れられてやってきた。


「栗ちゃん遅いぃ」中村はおやつのビスケットをかじりながら心配そうだ。
「神宮寺も戻ってこないな」羽生田はメロンの皮が1ミリになるまで舐めつくしていた。
倉本はまだ食べ続けている。岸くんと谷村の分がなくなりそうになっていた。
「僕呼んでくるぅ」
中村はトイレに向かった。羽生田も「僕もついでにトイレに行っておこう」とそれに続く。だがトイレに二人の姿はない。
「誰か探しておるのか?」
中村と羽生田を見かねて、老人がそう問いかけてきた。
「あのぉ。彼氏…じゃなくて友達を探してるんですけどぉ顔がちっちゃくてくりくりした目をしてぇさらさらの髪をした細くて可愛い男の子知りませんかぁ?栗ちゃんっていうんですけどぉ」
「もう一人はいかにもチャラくてエロそうでもしかしたらそのへんで下半身出してるかもしれない同じくらいの年の子なんですけど…」
事情を話すと老人はその二人を見かけたと言って案内してくれた。案内された先には確かに栗田と神宮寺がいた。何故か他に岸くん、谷村、高橋もいる。
だが5人とも足と手を縛られていた。栗田と岸くんは眠らされていて横たわっている。
「どういうことぉ?」
中村が呟くと、背後から襲われ、中村と羽生田もあれよという間に縛られてしまった。そして老人がこう呟く。
「生贄はこれで揃った…大いなる光明神、創造主よ。今あなたの元に捧げます」
周りにいた若い女性、そしておじさんおばさんは老人の言葉に天を仰ぎなにやら呪文を唱え始めた。
「なんだこれは…カルト集団か?」
羽生田が呟くと、中央の大きな燭台に火がくべられた。
57 :ユーは名無しネ2012/05/15(火) 19:57:33.96 0
「あれ?もうねーのかよもっと持ってくりゃ良かった」
空になったグリルと飯盒を恨めしそうに見ながら倉本はシメのデザートまで綺麗にたいらげた。
鳥の鳴き声と木々の葉擦れの音、そしてさやと流れる川のせせらぎが心地いい。満腹なこともあり、眠たくなってきた。
「今度みずきと来るのもいいかもなー。あいつ「二人きりで行きたい」なんて言うし…。全く…困るよなーそんなに俺のこと好きだったのかよ」
井上のキラキラした瞳とふっくらしたほっぺた、伸びかけのサラサラの髪と澄んだ声を頭に思い浮かべながら倉本は夢心地に浸る。
「にしてもあいつら誰も戻ってこないけどどこで何やってんの?」
いい加減暇になってきた頃、倉本は年上メンバーが誰も戻ってこないことを気にかけ始めた。
そして見上げると何やら彼方に煙がもうもうとあがっていた。


「ヤバイ。ヤバイってこれ。こいつら目がイっちゃってる。俺輪○されんの?」神宮寺は火の周りで何やら怪しい儀式を始める集団を見てみんなにそう呟いた。
「岸くん…なんで濡れてんだろ…」高橋は疑問の論点がずれている
「生贄とか言ってたな…僕達が若くてピッチピチの活きのいい美少年だからか…?」羽生田は唾を飲む
「栗ちゃん目、覚ましてぇ」こんな時でも中村は自分より栗田の心配だ
「やっぱりだ…やっぱりロクな目に遭わないんだこのメンツだと…」谷村はもう諦めている
神7達がまとまりなくそれぞれ好き勝手な心配をしていると、老人が杖を高く掲げる。そして他の人間は口ぐちに何かを称える讃美歌を歌い出した。もう絶体絶命だ。
信者たちはそれぞれ神7達を舐めつくすようにじろじろと見始めた。
「比類なき美しき筋肉…素晴らしい生贄だわ」高橋のめくれたシャツから覗く割れた腹筋を見ながらおばさん信者が呟く。高橋は鳥肌が立った。
「おお素晴らしき性欲の権化。その煩悩は天に昇り我らを導くであろう」おじさん信者が神宮寺を見た。神宮寺は「おい死ぬ前にもう一回でいいからオ○ニーさせてくれ」と申し出るが無視された
「なんという鋭き眼差し。宇宙の神々がきっと交信させてくれるであろう…」老婆の信者が呟き、羽生田が「僕のことか?」と周りを見渡しながら尋ねる。
「おお…神々しき美しい肌…我らが神よここに極上の生贄を…」禿げたおっさん信者が涎を垂らしながら中村を見る。中村は栗田が気になって耳に入っていない。栗田は依然として目覚める気配がない。アホは麻酔がよく効くようだ。
「この世のものとは思えぬ昏き混沌に沈んだ瞳…神にささげられることによって魂の浄化を…」青年の信者が谷村に向かって手を合わせた。
谷村はもうどうでもよくなった。「すいませんね暗くて」と自虐的に呟きながら、天国に行けばプールいっぱいのプリンが食べられるかな…そんなことをぼんやりと思う。
神7達が死を予感する中、カルト集団の中の一人…若い女性が眠っている岸くんの顔を撫でた。
「なんて深い法令線…素敵な生贄…」
うっとりと女性は岸くんを見つめ、なんと体中を触りだした。
「wぇscrvtbyぬjmkぉp;・:wせdrftgyふじmk、おl!!!!!」
そこで高橋はプッツンした。
朝からけっこうストレスが溜まっていた。それがきっかけを伴って爆発する。
神宮寺はオ○ニーネタで茶化してくるしせっかくアウトドアで岸くんとエンジョイしようとしたのにそれも十分にかなわず、谷村と岸くんがどうにかなっちゃうかもというイレギュラーな不安を煽られ二人きりになるどころかこんなことになり…
さらにはどこの誰とも知らぬ宗教狂いの女が岸くんの顔を撫でて体中にまでその魔の手を伸ばしている…そんなこと僕だってしたことがないのに…したくてもできないのに…目の前で堂々と…許せない許せない許せないゆる…
高橋は生まれてこのかた出したことのない大声で絶叫した。山全体に響き渡るような地獄の底から絞りあげたその咆哮を全身に共鳴させる。
「岸くんに触るなこのメスブタがあああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」
60 :ユーは名無しネ2012/05/15(火) 21:30:10.65 0
乙です
郊外にバーベキューと聞いて「お!これは谷のきのこ知識が役立つ時が来たのか?」
と思ったがそうではなかったのな
63 :ユーは名無しネ2012/05/15(火) 22:04:19.50 O
【5/14少年収 手繋ぎペア】いのお谷村、やぶ松倉、有岡岸、ゆと倉本、高木ふう、山田神宮寺、光れあ、知念あむ、圭人栗田

8人+松倉
64 :ユーは名無しネ2012/05/15(火) 22:16:19.59 0
>60
きのこの知識が役にたつのは秋から
65 :ユーは名無しネ2012/05/15(火) 22:25:47.69 0
>>64春きのこってのもあるよby谷村
66 :ユーは名無しネ2012/05/15(火) 22:36:29.55 0
「安定の不憫乙です」って言われないようがんばってたのに直後に言われるとはさすがですwwwwwwww
68 :ユーは名無しネ2012/05/15(火) 22:51:56.54 I
夏には誰かがキャンプ編書いてくれるさ!
そしたら、きっと、多分、もしかしたら、たにーのキノコ知識が役立つ時がくる、かも

それにしても伊野尾とたにーってよくもまぁ暗い二人を組ませたなwww
71 :ユーは名無しネ2012/05/15(火) 23:05:02.98 0
60とか68みたいな言い方されると書いてくれた人気を悪くしそう
パート4にもなってくるとみんな書いてくれるのが当たり前になってきて失礼な書き込み多くなってきてるのがなんだかなー
72 :ユーは名無しネ2012/05/15(火) 23:05:50.89 0
岩橋野球少年魔法学校宮近美少女あらんの次は松倉くんですか
神7界隈は変動が絶えんな
73 :ユーは名無しネ2012/05/15(火) 23:10:05.35 O
颯くんが岸くんの説明するのにうっかりかっこいい少年って言ってるw
色白パグw
75 :ユーは名無しネ2012/05/15(火) 23:17:43.61 0
谷村のあれがないこれがないって毎回いちゃもんつけてる人同じでしょ
キチガイ谷村オタは気にせずに次回も期待してます作者さん

れあくり毎度毎度エスカレートしすぎw
76 :ユーは名無しネ2012/05/16(水) 00:08:35.03 I
作者さんおつです最高です
倉本用のグリルと分かれてるってのが地味にはまりましたw
78 :ユーは名無しネ2012/05/16(水) 00:17:22.98 O
岸くんの釣り人コスプレ想像できすぎるw
個人的には昔の子どもの格好が似合うと思う
ボロいタンクトップに半ズボンとか
はにーは当然坊っちゃんスタイル
79 :ユーは名無しネ2012/05/16(水) 00:21:40.94 I
「おお素晴らしき性欲の権化。その煩悩は天に昇り我らを導くであろう」
どんなんwww
80 :ユーは名無しネ2012/05/16(水) 00:23:37.76 0
>78
鼻水垂らしてくれたら最高
栗田も似合うだろうなほっぺにうずまき書いて
82 :ユーは名無しネ2012/05/16(水) 00:43:23.36 0
さらに麦藁帽子と虫カゴと虫とり網というアイテムもつけちゃう!
83 :ユーは名無しネ2012/05/16(水) 00:43:44.80 0
自分>60だがなんか誤解させてしまうような書き方だったなスマソ
作者さんにはいつも面白いものを書いてもらって感謝してる
決していちゃもんつけてるわけではなかったんだが…

しばらくロム専に戻るお
84 :ユーは名無しネ2012/05/16(水) 01:36:43.97 O
作者さんいつもありがとう
今回やたら神宮寺が絡んできたな
本気出す気か?
85 :ユーは名無しネ2012/05/16(水) 01:57:57.51 O
作者さん乙!
なんか今回はすごい引き込まれたw
谷やん安定の不憫乙です
86 :ユーは名無しネ2012/05/16(水) 02:00:06.78 0
何で文句言っちゃいけないんだよ宗教じゃねーんだからwww
嫌なら見るなとは思うけど別に叩くほどのことじゃねーだろ
87 :ユーは名無しネ2012/05/16(水) 02:15:06.30 I
作者さんおつ〜
ヘタレで鈍感で不憫な優太愛しいいいいいい
88 :ユーは名無しネ2012/05/16(水) 03:59:26.08 O
ごめんね。夜中だから許して。


「おはようございます」
高橋が楽屋に入って行くと岸くんが1人で珍しく勉強をしていた。
「岸くん早いね。」
「うん。テスト期間中だから。」
とちょっと照れくさそうにしている。
「颯も?」
うん。と返事しながら斜め向かいに座り教科書とノートを広げるが、岸くんと2人きりだと思うとなかなか集中出来ない。
ちょっと気分を変えようと鞄から取り出したのど飴を口に入れた時岸くんと目が合った。
岸くんはなにか言いたそうにモジモジしている。
ちょっと意地悪したくなって、わざとそっけなく「何?」と言うと、「あ…えと…アメちょうだい」と言ってきた。
「はい」
2、3個掴んで差し出すと、「ん…あの…そうじゃなくて…」と相変わらずモジモジしている。
ああ、そういうことかと岸くんに向き直る。
「何が欲しいの?はっきり言わないと分からないよ。」
「あの……ふう…ふうの舐めてるアメが欲しい…です…」
「しょうがないな」
机の上に身を乗り出し、後頭部に手を添えて口移しでアメを送り込むと岸くんが舌を絡めてきた。
あぁ、ヤバイな。我慢出来なくなるかもしれない。そう思った時、こちらに近づいてくる足音が聞こえて岸くんを引き離す。
「ん……ふぅ…」とウルウルの目で切なげに見つめてくるのを「そんな顔してもダメ。ほら、誰か来るから」と座らせた。
こんなかわいい岸くんを他のやつらに見せる訳にはいかない。
広げたノートの前で高橋は、好きな人と2人きりで勉強が手につかない純情ボーイに戻っていった。

「ガボッ。ゲフッ。ゴホッ。」
盛大にむせて岸くんは目を覚ます。
呆れ顔の羽生田と心配そうな高橋が覗き込んでいる。
楽屋でアメを口に入れたままウトウトして、そのアメを喉に詰まらせて目覚めたことに気付くのに時間がかかった。
なんだかいい夢を見ていたような気がしたが全く思い出せない。
高橋がペットボトルの水を持って飛んで来て岸くんに手渡し、遠慮がちに背中をさすり始めた。

おわり
89 :ユーは名無しネ2012/05/16(水) 04:14:59.30 P
作者さんいつもありがとう!
ついにカルト教団の儀式に巻き込まれるとはwどんだけの引きの強さだwww
颯くんの咆哮の表情は鬼瓦のときの目で脳内再生された
意外にもかっこよかった…実写化してほしいくらいw

そして>>88!
ドSな颯くんに激しく萌えたではないか!
謝らずにもっとやるべし!w
90 :ユーは名無しネ2012/05/16(水) 04:55:17.57 O
かわいい岸くんは颯きゅんだけのものかよ!
しかも夢の中限定かよ!
んも〜年下に敬語でおねだりかわいすぎw
91 :ユーは名無しネ2012/05/16(水) 08:35:45.50 O
うわああああああああああああ
ドM岸くんに萌える日が来るなんて…
93 :ユーは名無しネ2012/05/16(水) 11:37:18.43 i
夢ん中限定なんてもったいない萌えコンビw飴欲しがる岸君たまらん…
94 :ユーは名無しネ2012/05/16(水) 11:44:52.68 0
「しょうがないな」に悶えました
Sっ気のあるふうくんって意外と良いかも
95 :ユーは名無しネ2012/05/16(水) 12:06:51.18 0
なんだ岸君やっぱりもっとふうくんにガンガン来て欲しいんじゃん
97 :ユーは名無しネ2012/05/16(水) 16:34:45.28 0
Sな颯君考えたこと無かったけど案外いい
おねだり岸優太が可愛すぎてだな
98 :ユーは名無しネ2012/05/16(水) 17:03:12.50 0
作者さん時々でいいからまたこの関係でストーリー投下して欲しいなあ
夢オチでもなんでいいので
100 :ユーは名無しネ2012/05/16(水) 19:11:33.11 0
他のカップリングで書く人ほとんどいないもんな
岸颯推しがこのスレでは最大勢力というのはよく分かった


てなわけでWゆうたきぼんぬ…と言いたいがまあ自分で書けって話だわな
101 :ユーは名無しネ2012/05/16(水) 19:37:55.03 I
いい夢だったようなって思ったなら颯きゅんよかったね!
本人は全く自分の夢見てるなんて気づいてないけど。
104 :ユーは名無しネ2012/05/16(水) 23:38:01.04 O
悩めるアホ


それは4月の中頃だっただろうか、久しぶりに大塚祐哉に会った栗田は嬉しそうに絡みに行った。
「次は滝沢歌舞伎?俺はJUMPのバックに出るんだよ!」
「そうなんだ、頑張ってね」
大塚はいつものように大きな歯を見せて笑った。
「…あのね、栗ちゃんには話しておくね。まだ誰にも言ってないんだよ」
大塚は神妙な顔つきで栗田の耳元に口を寄せた。
「俺、多分事務所やめると思う」
栗田は頭を殴られたような感じがした。鼓動が突然早くなる。
「う、嘘だろ?やめないでよ、やだよおれ、何で?やだ、一緒に頑張ろうよ、考え直してよ」
引き止めようと口が勝手に動く。冷や汗が背中を伝う。
一応検討しておくね、まだ皆には内緒だよ、と大塚は苦笑しながら栗田を見つめていた。

その日以来、栗田恵はショックを引きずっていた。
仲良しだった大塚祐哉が事務所をやめるだなんて…。
彼とはスノ-プリンスの、それも一番最初の頃から、CDを出す前からずっと一緒に居た。
雑誌の「仲のいいJr.は?」という取材でも嶺亜と並べて名前を出すくらいには大好きな友達だ。
もともと脳内容量は多くはない。迎えたJUMPのコンサ-トでも、自分の団扇にファンサするどころではないくらいにはそのことが頭を占めてしまっていた。
107 :ユーは名無しネ2012/05/16(水) 23:42:09.35 O
中村にもそんな栗田の気持ちは伝わっていた。
きっとこの子は自分がいなければ駄目だ、最近はそんな母性本能のようなものすら芽生えている。
特に大塚がいなくなった今、栗田が本音を吐き出せる相手はきっと自分だけだろう。
中村は栗田の背中をとんとんと優しくたたきながら宥める。

「栗ちゃんもこの間折り紙配ったでしょ、あれ結構すごいことなんだよ?」
「うん…」
「それにピンクのふわふわな衣装とかハッピとかもお揃いだったでしょ?」
「うん…うん…」
「モニタ-にだって名前映されて一緒に紹介してもらったもんね、栗ちゃんはまだまだ大丈夫ぅ」
「でも、おれアホだし…そのうち呼ばれなくなっちゃうかもしれない…」
「栗ちゃんが自分からやめる、って言わなければきっといつまでも一緒だよぉ…」

中村も神7の面々からたまに独り外されることがある。
それに、あのメンツの中では立場が微妙だ。入所時期や扱い的にも先輩だったこともあって、やはり馴染むのは栗田といる時である。
栗田の愛を一身に受け、そして中村も無償の愛を捧げる。またとない関係にある種中村も依存しているのだった。
何故か泣きそうな顔の井上が探しにくるまで、二人は長い時間抱き合ったままでいた。


「栗ちゃん、落ち着いてよかったねぇ」
「うん、ごめんな」
「また明日からも頑張ろうね、クリエも楽しみだねぇ」
「うん、れいあ大好きーありがとー」

二人で並んで駅までの道を歩く。今日は早めの時間の解散ではあったが、そろそろ夕日が沈もうとしていた。
赤く染まるビルや道路を見つめて、栗田が少しだけ立ち止まる。

「――滝沢歌舞伎で最後、夕焼けのように輝きたい。大塚祐哉」

大塚の最後の口上を呟くと、夕暮れの空を見上げて栗田は少し泣いた。
中村は気付かないふりをして、無言のままそっと指を絡めた。


END
112 :ユーは名無しネ2012/05/17(木) 00:18:25.99 O
大塚きゅんの口上を聞いたときは悲しかった
作者さんのを読んだら自分が思ってたのよりもっともっと悲しかったみたいで泣けたよ
113 :ユーは名無しネ2012/05/17(木) 00:25:04.57 P
作者さん…涙が止まらないっす…
リアルでもこういう辛さを味わって悩んでそうで余計に泣ける…
作者さんの愛も伝わり更に泣ける…
栗ちゃん頑張ってるしどんどん可愛くスタイルよく成長中だしこれからだと励ましたい…!
れあくりには長年一緒だった仲間が辞めていく辛さを乗り越えて報われて欲しいと切に願う…
114 :ユーは名無しネ2012/05/17(木) 00:32:32.86 I
栗ちゃん切ない…ああやって一時期推されていてもこの世界は一寸先は闇だなあ
神7も後輩が増えていっていつかは1人抜け、また1人抜け…となってしまう
のか…

不公平だけど現実だから今の境遇に感謝して頑張ってほしい
115 :ユーは名無しネ2012/05/17(木) 00:46:48.51 0
神7解体だけは断固阻止だお
これ以上れあたん栗たんに辛い思いはしてほしくないお
116 :ユーは名無しネ2012/05/17(木) 00:55:35.06 i
大塚くん、早く健人みたいになりたいって言ってたな。
余計悲しくなるなあ
でもれあくりジャスティスは永遠だお
117 :ユーは名無しネ2012/05/17(木) 01:05:49.44 P
そういう業界だから仕方ないとは言え、つくづく残酷な世界だよな…
神7解体なんてならないようにこれからもみんなで応援していこうず
119 :ユーは名無しネ2012/05/17(木) 01:26:34.76 O
もう引き返せないぞ!と高橋がシャッターを押す瞬間、羽生田が変顔をして写り込んできた。
「あ!こら〜。」
いつものジャレ合いが始まる。
高橋は羽生田のおかげで隠し撮りをしようとしていた罪悪感から解放された。
羽生田が写り込んでるからおかずにならな…って、違う!初めからそんなつもりなかったもん!もう、神宮寺くんが変なこと言うから…
「ねぇ、オレと岸くんも撮ってよ。」
羽生田の出現ですっかりリラックスモードになっている。
「ああ、いいよ」
羽生田は携帯を構え、シャッターを押す瞬間今度はレンズを自分に向けた。
「もう〜。はにうだ〜。ただでさえオレの携帯のデータフォルダお前ばっかりなんだぞ。こんなの誰かに見られたらお前のこと好きだと思われるだろ〜。」
その時羽生田の心臓がおかしなリズムを刻んだ。
胸の奥の方がチリチリする。
え、これはもしや……
不整脈?
そういえば最近コンビニのホットスナックばかり食べていた。
家での食事も高カロリーなものが多いし、外食も多いほうだ。
羽生田の頭の中を不整脈、高血圧、心臓疾患、成人病などのワードが飛び回る。

「ガボッ。ゲフッ。ゴホッ。」
岸くんが盛大にむせて目を覚ました。
どんぐりあめを口に入れたままウトウトして、そのあめを喉に詰まらせたらしい。
苦しそうにケホケホやっているわりに顔はニヤついている。
どうせいやらしい夢でも見ていたんだろう。呑気にしやがってムッツリめ!
僕なんか弱冠14歳で成人病の疑いありなんだからな…

高橋がペットボトルの水を岸くんに手渡し、遠慮がちに背中をさすっている。
その隣で羽生田は人間ドックの予約電話をかけ始めた。

おわり
121 :ユーは名無しネ2012/05/17(木) 01:38:58.88 i
作者さんありがとう!

恋の病な颯きゅん可愛い〜
夢の内容を岸くん思い出せば良いのに!
122 :ユーは名無しネ2012/05/17(木) 02:44:02.30 P
作者さん乙!
岸くんどんぐりあめ似合いすぎ
あめ舐めながら寝ちゃううっかりぷりも似合いすぎ
颯くん相変わらずかわゆす

そして羽生田…それは不整脈じゃない…
インテリエリートのくせに恋の病に気づかない羽生田めっっっちゃ萌える!萌え盛る!
123 :ユーは名無しネ2012/05/17(木) 06:03:59.23 O
颯きゅんがおかずなんて言っちゃダメ〜!
…でもおかずにしてるところを見たいなんてのは内緒…w
125 :ユーは名無しネ2012/05/17(木) 06:54:02.43 I
ふと気になったんだけど神7ってバク転出来るのかな?
颯きゅんが前Jr.にQで出来ないっていってた気がするけど
126 :ユーは名無しネ2012/05/17(木) 09:29:52.25 I
>125
岸くんはJrにQで「練習中です」って言ってたぞ
できるようになったのかな?
128 :ユーは名無しネ2012/05/17(木) 10:49:51.07 0
岸くんは前はできたって言ってた
神宮寺は分かんないけどあむれあ倉本は確実できないと思う
栗田谷村もできなさそう
131 :ユーは名無しネ2012/05/17(木) 11:48:34.02 0
栗田は一応「アクロバットできるようになりたい」という意志はある
意志だけな
135 :ユーは名無しネ2012/05/17(木) 16:36:58.70 I
>125
岸くんはJrにQで「練習中です」って言ってたぞ
できるようになったのかな?
136 :ユーは名無しネ2012/05/17(木) 17:14:34.11 0
悩めるアホ まさかこのスレで涙流すと思わなかった
凄く感動した 神ありがとう
137 :ユーは名無しネ2012/05/17(木) 17:46:51.76 0
はにーアクロバット習いたいって雑誌で言ってた
まずは筋肉をつけることだな
142 :ユーは名無しネ2012/05/17(木) 23:54:05.77 I
神7明日からがんばってね 今日は早く寝てね
岸くんアメ舐めながら寝るんじゃないぞ
143 :ユーは名無しネ2012/05/18(金) 00:33:37.67 0
れあれあはボード系が得意なのであって
アクロは別にだろうな
144 :ユーは名無しネ2012/05/18(金) 12:22:48.78 0
【隣】




「谷村邪魔。……嶺亜ぁ〜」
「どうしたのぉ、栗ちゃん」
邪魔、なんていわれても……。
釈然としない気持ちでソファから立ち上がるといちゃつきながら絡まるように二人で座る。
若干腹が立ったけれど、最近栗田が不安定なことは気づいていたから何もいわずに譲ってやる。
聞けば大塚が辞めたことに引きずられてるらしい。
俺も昔の昔スノプリだった、というか、同じくくりで踊っていたから面識もあるし喋ったこともある。
ただ俺は所詮後からぶっこまれた、ようなもの。
大塚や中村、栗田は正式メンバーでそれこそCDを出していて、自分とは扱いが全く違かったのだ。
それが今、どうだろう。
俺より前を歩いてた彼は辞めてしまって、俺はそこそこ恵まれた環境で今存在している。
「差し入れ貰ったんだけど、食べるか?」
「あ、うん。ありがと」
「……栗田のこと、ちょっとだけ気にかけてやってな」
可愛らしい包みのクッキーを手渡しながら岸くんが俺にしか聞こえない音量で囁く。
分かってる、と頷くと人のよさそうな表情で微笑まれた。
こうやって今笑ってる岸くんだって傷ついたこともあったんだろう。
何しろ岸くんはこの中では一番年上だ。
年齢的には北斗くんや樹くんと一緒なわけで、タイミングさえ合っていたらあのラインで踊っていたかもしれないのだ。
同い年や自分より年下の彼らが踊ってる姿をみて、一体どう思ったんだろう。
「うっわ、保存しようと思ってた神動画消された!」
いつものようにスマフォでエロ動画漁ってる神宮時も、
「おっ、このコンビニの新商品は当たりだな」
一人で評論家のように呟いてる羽生田も、
「どっちから食べよ……」
あんぱんとめろんぱんを交互に眺めて悩んでいる倉本も、
「岸きゅ、じゃなかった岸くん!」
あたふたと一人で焦っている颯も、
全員何処かしら傷ついたことがたくさんあって。
それはもちろんこの事務所の先輩達も同じことで。
自分だけ衣装が違う、自分だけマイクがない、自分だけ番組に呼ばれない、自分だけ雑誌にいない。
自分より年下が、同期が、後輩が、自分を置いてデビューする。
プライドをぐしゃりと潰される、それに耐えて笑う、というのはどれだけ辛いことか。
「頭、いた……」
なんだか、泣いてしまいそうだった。
225 :ユーは名無しネ2012/05/20(日) 01:37:55.73 0
栗田恵編については>>104氏と>>144氏の作品に敬意を示し割愛
145 :ユーは名無しネ2012/05/18(金) 12:23:08.82 0
「……起きたのか」
重たい体を持ち上げて目を開くと神宮寺が顔を覗き込んでいた。
目の前にいるのが予想外な人物すぎて、驚いた。
「栗田が、ごめんってさ」
「……なんで」
「俺が不安定なせいで谷村に無駄な心配させた、って」
栗田が謝る姿なんて想像もできなくて、でも神宮寺が真顔でいってるから本当なんだろう。
ん、と渡してきたお茶を一口飲むと自分が思っていたより喉が渇いていたことに気づいた。
首に触れるとべとりと汗が手について、やな夢でも見てたのかもしれない。
「あんまり深く考えんなよ」
「え、」
「もしかしたら明日になったら俺が辞めてるかもしれない、ここはこういう世界だ」
「うん」
「でも、今俺はお前の前にいるんだから」
そういって神宮寺がいって、楽屋の扉が開いた。
「あーれー、もう起きちゃったのかよー」
倉本が馬鹿でかい声で入ってきて、
「せっかく僕がオススメのコンビニフードを持ってきてあげたというのに、思ったより元気そうじゃないか」
「まぁ、元気ならいいじゃんか」
コンビニの袋を持ってぶつくさいう羽生田に、それを宥める岸くん。
颯もにこにこしながら買ってきたお菓子やらなにやらを広げ始める。
栗田はちらりとこっちをみてくしゃりと笑う、中村はそれを見て優しく微笑む。

そうだ、そういうことだ。
何年後、いや何ヶ月、何週間、何日後のことすら誰にも分からない。
でも、俺は今ここにいて、皆と共に存在している。

仲間ってそういうこと、なんだろ。





「栗ちゃんねぇ、谷村のシンメで踊ってんの楽しいってぇ。……まぁ、僕と踊ってるのほうが楽しいっていってたけど、ちょっと妬けちゃうかなぁ」
中村が栗ちゃんには内緒だよ、なんて悪戯っぽく笑った。



おわり
153 :ユーは名無しネ2012/05/18(金) 19:42:58.98 0
「なあ神宮寺…俺と北斗くん同い年なんだけどそう見える?俺同じぐらい大人っぽい?」
岸くんは質問する相手を間違えていた。ここで高橋を選んでいれば望む答えがもしかしたら返ってきたかもしれないのに…。
神宮寺はきょとん、とした後腹を抱えて笑った。
「見えるわけないじゃん!さねやすと松倉ぐらい同い年に見えねーよ!あっちはオシャレ番長、こっちは不憫1だよー!?」
神宮寺は近くにいた羽生田にも笑いながらけしかけた。羽生田なんかは「なんという生命のいたずらか!?」と大げさに天を仰いで叫んでいた。二人の年下は岸くんをいじりにいじってまるで憧れようとする素振りすらない。
「…」
岸くんははいはいどうせ俺は不憫1ですよーだ神7メンバーにも最近どんどん身長抜かれたり追いつかれたりして将来的に一番チビになるんじゃないかという不安も拭えず拗ねながらレッスンに挑む。ダンスではしかし誰にも負けたくはない。余計な雑念は捨てて集中した。
休憩に入ると、いつもの如く岸くんはナイアガラの滝のように汗をかいていた。水分補給に努めるべく自販機コーナーへ行く。ヴォルヴィックを一気飲みしてようやく落ち着いた。
「はあー!!」
気持ち良く深呼吸をしながら岸くんは廊下を歩く。たまにこうしてリフレッシュしているのだ。みんなとわいわいやったりお菓子をもらったりも楽しいがこういう時間も大切であると岸くんは思っている。
そうして廊下を突きあたって階段にさしかかったときである。
階段に一人座っているJrがいた。あれは…
(北斗くん…こんなところに一人で…?)
しかし一人でいるところもニクイくらいに絵になる。松村はウォークマンを聞いて目を閉じ、わずかにリズムを取っていた。かっこいいこと山のごとし。
しかしながら彼は一匹狼というわけではない。仲良しのJr達と盛り上がってる姿もよく見るし人見知りというわけでもなさそうである。
しかし岸くんは思う。松村もまた時々こうして一人の時間を大切にしているのかもしれないと。
意外な共通点を発見して岸くんはなんだか嬉しくなった。ここは一つ俺も彼のようにどっかの階段に座って一人ごちるか…
そう思った矢先のことである
「はだかあのお〜こころでええ〜〜きみとあ〜るいい〜たあもおめええんんとおおお」
凄まじい音程で松村は歌いだした。一体何の曲か原曲が分からないほどにその音程はブっとんでいた。もしもジャイアンが実在したらきっとこんな歌声に違いない。そう確信させるに十分な破壊力があった。
岸くんは思わずひっくり返りそうになった。音痴なんて生易しいもんじゃない。これはある意味才能だ。
松村は歌い続けている。本人はすごく気持ち良さそうだ。岸くんは全身に鳥肌が立ち脂汗が浮いてきた。気のせいか壁や天井が震えている気がする。今にもひび割れそうだ。建物中が悲鳴をあげている。
そういえば…と岸くんは思いだす。
入所してすぐの頃、松村が抜擢された企画CD…悪魔な恋(なんちゅうタイトルだ)のDVDを見た時、メイキングで一人ぶっとび歌唱力を披露していたJrがいた。それが松村だった。「悪魔な恋」のDVDをお持ちの皆さまはメイキング25分あたりから見ていただけると確認できるでしょう…。
わずか一小節ほどの短さだったが十分すぎるほどだった。リアルにコーヒーを拭いてじゅうたんと座布団に染みを作ったいい思い出だ。
類稀なる美形、スポーツ万能、ファッションセンス抜群、スタイルもモデル並み、お弁当も自分で作っちゃうナイスガイ、性格もいい…そんなパーフェクト人間に見えた松村にも壊滅的な欠点があった。それが歌唱力だったという話だ。
「…」
岸くんは耳を押さえながら、それでも松村に憧れを抱かずにはいられなかった。人間、一つくらい欠点があった方がより魅力的であると。
何故か急に松村が身近な存在のように思え、テンションが上がってきた。
(ようし、俺も歌うか!)
岸くんは着ていたTシャツを脱ぎ、上半身裸で「ガッツだぜ!」を狂ったように熱唱した。
そこにロクネンジャーが通りかかって指を差されながら爆笑されてやっと岸くんは我に返ったのだった。


END
154 :ユーは名無しネ2012/05/18(金) 19:43:42.17 0
神7と愉快なジャニーズJr達 Feat.FU TAKAHASHI「癒しのSea Treasure」

高橋は苛々していた。
いつもいつもこんなことで精神を乱してはいけない、馬鹿げている…そう思ってはみても感情が着いていかない。動揺は抑えようとすればするほどに大きく波立つ。
目の前には岸くんと神宮寺が親しげに密着している。二人で何やら盛り上がりかけていた。
神経はどんどんささくれだってゆく。そうでなくとも二人で観劇だのなんだの精神的負荷がかかることが重なっているのに…さらには自分のスレに誕生日おめでとうとして貼られていた画像が全てWゆうただった。物凄い闇を感じてゾっとした。
「岸くん遠慮すんなって〜俺達Wゆうたじゃ〜ん」
神宮寺が岸くんの肩を抱きながらスマホでエロ動画を見せている。岸くんは「やめろよこんなとこで」といいながらもまんざらでない様子でスマホの画面に目が釘付けだ。一体なんの動画か知らないがそれにしても神宮寺の手が気に入らない。
そもそも「Wゆうた」というネーミングが高橋には理解しかねる。岸くんは岸くんだ。ゆうたには違いないが高橋にとって唯一無二の存在なのだからダブルという言い方は非常に気に障る。
たまたま名前が同じなだけでダブル扱いされるなら自分だってエアタイピングが得意で無表情で踊るあいつとか不憫2の相棒のあいつとかと「W高橋」もしくは「Tr.高橋」と呼ばれてもおかしくはないはずだ。
「お、ほら見てみ。岸くんの好きなSMもの。これ秀作だぜ!」
「やめろって大きな声でお前…」
岸くんは焦って周りをキョロキョロしながら人差し指を立てる。他のJrは彼らにまったく気を配っている様子はないが高橋だけは違った。聞き捨てならない。
SMものが好きとか…冗談にも程があるだろ今すぐ撤回しろ神宮寺てめえふざけたこと言ってっとヘッドスピンでセクシーゾーンにクリティカルヒットとばすぞゴルア!!!
「…」
高橋は我に返る。僕今誰かが憑依してなかったか…?
背筋が寒くなり、高橋は何かあったかいものを求めてレッスン室を出た。5月だがホットドリンクを飲んでこの寒気を吹き飛ばそう…そうしてロビーの自販機に行くと先客がいた。
159 :ユーは名無しネ2012/05/19(土) 00:26:17.30 O
作者さんありがとう〜
ついに「先輩」も取れ、ただの前歯と唇になったかwww
236 :ユーは名無しネ2012/05/20(日) 10:06:16.94 P
前スレ>>159-164の鬼ヤクザの夢小説〜岸くんが発見した場合

「おはようございまーす!…おっ、一番乗りか…」
ダンスのときの必死な形相からかけ離れた、とぼけたレッサーパンダみたいな顔でスタジオ入りした岸くん。
「早くみんな来ないかなぁ〜…」
一人で入念にストレッチをするものの、落ち着きがないためすぐウロウロしだす。
「…あれ?なんだろ?」
スタジオの端の机の上に置かれたPCの画面にはビッシリと文字が。
先生が読んでる小説かな…?でも、wordで入力中の画面だ…先生が書いてるのかな?開きっぱなしだしヒマだから読んでよっと…。
何の気なしに読み始めた岸くんだったが、その内容に茫然とすることになる。

…えっ…な、な、何これ…!
あまりに衝撃的な内容に何度も瞬きをし、何度も目をこする。だが、内容は衝撃的なままだ。
これ…先生が書いてるんだよね…。
書き連ねられた言葉の数々が岸くんの胸に突き刺さる。
颯が…俺のことを…?いやいやそんな…!まさか俺なんかに…!
これだと…俺のせいで颯が傷ついて、悩んで、苦しんで…。
もしこんなふうに颯が悩んでたとしたら…想像するだけで心が痛む。
読み進めていくと、今度は衝撃的にして刺激的な展開に。
…颯が…先生に…!?そ、そんな…!
息を飲み、心臓の鼓動が胸を突き破りそうになりながらも目が離せなくなる。
読み進めていけばいくほど鼓動は激しくなり、呼吸まで激しくなってくる。
だが、それは衝撃を受けたからだけではなく…ある種の甘美なものも原因していた。
見てはいけないものを見てしまっている背徳感、
天真爛漫な颯からは想像もつかない淫らな描写、
そして…物語の中で颯がそんな淫らな行為に耽っているのは、自分への気持ちを断ち切るため…。
読み終わるやいなや、岸くんはトイレの個室に駆け込んだ。今まで経験したこともないような身体の火照りがこみ上げてきて、いてもたってもいられなくなった。ダンスの直後かのように呼吸を荒げ、無我夢中でその火照りを放出する行為に没頭した。
160 :ユーは名無しネ2012/05/19(土) 00:52:59.97 O
岸くんと背中の貼り紙のコラボ何てよく似合うんだwwSとMどっちが好みなんだろう
161 :ユーは名無しネ2012/05/19(土) 01:06:22.02 0
>親切なおばあさんからの指摘で岸くんは悶絶死しそうになったらしい

「ちょいとお兄ちゃん、背中になんか付いとるよ。はい」
「あ、どうもすみませ…ああああああああああああああああ!!!」

てな具合だろうかwwwww
162 :ユーは名無しネ2012/05/19(土) 02:18:33.16 O
岸SM大好き優太わろたwww
リアルにそんな貼り紙の悪戯されてそうでww
163 :ユーは名無しネ2012/05/19(土) 02:22:23.11 P
岸くんはSもMも全力で没頭しそうだ
ダンス並みのしゃかりきで
164 :ユーは名無しネ2012/05/19(土) 03:00:48.44 P
珍しく不憫じゃない谷茶浜
いい話だな…作者さんありがとう!

その後の神7も和むし笑えるw
海宝くんと颯くんは癒しの相乗効果や!
トリオ高橋揃ったらどんなことになるか見てみたいw
谷茶浜の嫁のりんりんも雑誌で凄まじい変顔披露してるから、あいつら負のオーラまとってるくせにお笑い好きとみた
165 :ユーは名無しネ2012/05/19(土) 06:18:58.41 O
岸くんの全力のSMやだw
Sなら手加減しないから殺されそうだし
Mなら全身がエラいことになって号泣しながら嬉しさのあまり大絶叫
171 :ユーは名無しネ2012/05/19(土) 11:32:31.07 O
そっか
それこそがまさにプレイだったか
やるな颯きゅん
172 :ユーは名無しネ2012/05/19(土) 12:03:25.63 I
やっぱり颯きゅんは岸くんの扱いを何気にわかってるんだなw
Sな颯きゅんもMな優太も愛しいよ
174 :ユーは名無しネ2012/05/19(土) 12:35:02.66 0
倉本の神経はささくれだつ。どいつもこいつも井上を狙ってるような気がして苛々は臨界点に達そうとしていた。
そこへきてこれである。
「ねえ、井上知らない?」
倉本はキレた。
「みずきは俺が探してんだよ!!俺のみずきなんだよ!!ていうかお前らどいつもこいつもおれのみずきに馴れ馴れしいんだよ!!
俺のストレスの9割がお前らなんだよ分かってんのかあ!?鬼ヤクザの叱責なんざお前らが俺に与える苦痛に比べたらゴミ同然なんだよ!!あ?ナメた真似してっと塩コショウかけて丸焼きにして食っちまうぞうらああああああああああああああ」
雄叫びをあげながら倉本はそのJr…金田に襲いかかる。金田はわけがわからない。家族旅行に行った時のお土産を渡そうと探していただけなのに…
しかしながら金田はブラックホールの恐ろしさと死の予感にスイッチが入った。
「うわあああああああああああああああああああん殺されるううううううう食べられるううううううううう!!!!!!」
久々に金田の超音波が響き渡る。一千メートル彼方にでも届きそうなその超音波に導かれて野次馬が集まってくる。その中に井上もいた。
「何やってんのくらもっちゃんと金田?」
井上の声に倉本はようやくブラックホールモードを解除した。
「みずき俺探してたんだからな!どこ行ってたんだよ!」
「え…トイレ」
「ったくよー。俺に黙ってどっか行こうとすっからややこしいことなんだよ反省しろよ」
「トイレ行くのにわざわざ言う奴いないでしょ」
「俺がどんだけ探してたか分かってんのかよ。おかげでいらん体力使うし」
「はいはいごめんねー。今度どっか二人でいこうねー」
井上は最近面倒くさくなるとこう言うようにしている。なんでかよく分からないがこれを言うと倉本はおとなしくなるからだ。
「おいおいそんなに楽しみにしてんのかよ…でも俺今ジャンプコンで忙しいし…それ終わってからな。ったくしょーがねーなー」
デレる倉本と適当にあしらう井上の傍らで金田は泣き叫び続ける。ギャラリーは事態を把握してすでに散っていたが通りかかった谷村が慰めようとハンカチをさしのべようとした。
「どうしたの…大丈夫?」
金田は一層パニックに陥った。ブラックホールに食べられようとしたばかりか今度は宇宙人の宇宙の布の恐怖だ。
ロクネンジャーが金田を救出にくるまで彼は超音波で泣き続けた。


END
175 :ユーは名無しネ2012/05/19(土) 12:35:43.12 0
神7と愉快なジャニーズJr達 Feat.AMU HANIUDA「同期の桜」

神7として活動して約半年。個性的なメンバーと共に羽生田はかけぬけてきた。サダコに遭遇したりトマトがらみで入院したりあわや不憫の仲間入りになりかけたり銀行強盗に監禁されたり生贄にされかけたり…。
そんな半年間の思い出をセブ○イレ○ンの弁当を食しながら耽る。デザートにはメロンゼリーだ。たまにはこうして一人で心静かに食事をするのもいい。楽屋ではなくスタジオのちょっとした片隅で羽生田は一人の時間を満喫した。
「あっれー何してんのはにゅーだー」
突然後ろから高い声が響く。振り向くとそこには鼻の下がチャームポイントのセクゾンメンバー…松島がいた。大きな目を更に見開いて駆け寄ってくる。
「いや弁当をね…食べてるんだよ」
簡潔に答えると松島はにっかりと白い歯を見せた。
「そんなこと分かってるし。一人で何やってんのって訊いてんの!」
「たまには一人で食べたい時もあるさ」
「あっそー。じゃ俺も食べよーっと」
どっかりと隣に座ると松島は袋から弁当を取り出す。まるで遠慮というものがない。
松島は羽生田の同期である。今は同期メンバーでは同じ神7である高橋と接することが多いがセクゾンがデビューするまではそこに松島もいた。
初めて会った時フィリピン人かと思ったぐらいエキゾチックな顔立ちをしている。向こうは向こうで羽生田のことをイランかどこか中東の国出身だと思っていたらしい。失礼な話だ。他には松田元太という寿司屋の頑固親父みたいな名前の年下の同期もいる。
何を隠そう羽生田が松島と仲良くなったのは静岡出身だと聞いてメロンを連想したからである。だから初めは松島のことを「メロン」として覚えていた。今となってはどうでもいい話だ。
「相変わらず図々しいな。一人で食べたいって僕今言ったろう?」
「いいじゃんマリウスどっか行っちゃったし俺一人で食べるのやなの」
松島は弁当を開ける。彼が一人で食べたくない理由が早速始まる。
「はいこれあげる。あ、これも食べて。あーまたこれ入ってる。はいはい」
松島は好き嫌いが多い。弁当の中に入っている苦手なものをそうやって他の人間に分け与えてくるのだ。いらないなら残せばいいのに、と言ったら「もったいないでしょー」と逆ギレをしてきた。もったいないなら食え。
「まったく…だから背が伸びないんだ」
呆れながら言うと松島は口を尖らせる。
「自分だってそんなに大きくないくせに」
「君よりは大きいよ」
そんなやりとりを重ねるうち話題は神7メンバーになる。その中でも同期の高橋について松島は少なからず気にかけているようだった。
177 :ユーは名無しネ2012/05/19(土) 12:37:06.98 0
神7と愉快なジャニーズJr達 Feat.REIA NAKAMURA「White Alliance」

「遅いぃ…」
中村は腕時計を見た。1時15分。約束の時間を15分も過ぎている。
中村は待つのが嫌いだ。だから人にも待たせたくない。時間はいつでもチェックしてるし必ず間に合うように支度し、家を出る。今日も約束の時間の10分前には着いた。だからかれこれ30分近く待たされていた。
「あ」
携帯電話が振動する。見ると、待ち合わせの相手からメールが来ていた。
「わりい。今家出た」
シンプルに刻まれていたが中村は溜息が出た。今いる場所から彼の家までの所要時間を計算する。どこかで時間を潰していた方が良さそうだ。
近くの本屋で立ち読みをし、適当な雑貨屋を覗く。一周して元の場所に戻るとその10分後にようやく相手は姿を現した。ひと際白光りしたテンションの低そうな少年はまさしく彼だ。
「もぉ…」
信じられないことに彼は急ぐ様子もなく優雅に歩いてくる。口笛が聞こえそうだ。だから中村はちょっと文句を言った。
「脇山遅いぃ。僕1時間近く待ったよぉ」
頬を膨らませるとしかし脇山は表情一つ変えず、
「俺、待つのは嫌いだけど待たせるのは好きなんだ」
とのたまった。唖然である。
中村は今日、脇山と一緒にショッピングに行く約束をした。というのもたまの休みだが栗田が学校行事で会えない。そこで何をしようかと考えていると脇山が買い物に行くと言っていたので一緒に着いていくことにしたのだ。栗田はちょっと拗ねていたが…
「これやる」
脇山は持っていた袋を中村に渡した。そこには服が何着か入っている。
「わあ。ありがとぉ」
脇山のくれる服はどれもセンスがいい。中村は服の買い方もあまり良く分からないしそんなにしょっちゅう買えるわけでもない。だから嬉しかった。待たされた苛々はもう消えてしまっていた。
「でもぉ。脇山いいのぉ。どれも高そうなのにぃ」
「んなこと言ってももう着ねえんだし捨てるよりマシだろ」
相変わらず言いたいことだけをシンプルに言って脇山はずかずかと歩きだす。「どこに行こうか」とか「見たいとこある?」とかはない。迷いなく歩いているからはっきりした目的地があるのだろう。中村は黙って付いていくことにした。
だけどお腹が減ってきた。元々の待ち合わせ時間は昼だし中村は昼食を食べるつもりで来たのだから。
「ねぇ脇山僕お腹すいたぁ」
「あ?俺食ってきたし」
脇山は立ち止まらない。
「食べながらでいいからぁ。何か買おうよぉ」
服の袖を引っ張ると脇山は冷たい視線で見下ろしてくる。が、コンビニに向かって歩き出した。妥協したのだ。
「なんにしよっかなぁ」
「早く選べよ。俺急いでるし」
「いいでしょぉ遅刻してくるぐらいなんだからぁすぐ売り切れるものでもないでしょ」
中村はじっくり品定めをした後、ミルクティーとメロンパンを買った。
「メロンパンとか…女かよ…」
脇山が呆れ気味に呟くが、中村はすまして主張した。
「高橋だってメロンパン好きなんだよぉ。その影響」
「高橋…へえ。意外だな」
中村は、高橋は高橋でも颯のことを言ったのだが脇山は実靖のことだと理解する。だから「意外」なのだ。ちなみに脇山の実靖に対する食のイメージは何故か高野豆腐をひたすら食べているというものだ。もちろん根拠はない。
中村がちょうどメロンパンを食べ終えた頃、脇山の目的地に着いた。裏原のオシャレな服屋で客層も大人の人が多い。中村は少し自分に場違い感を感じたが脇山は臆することなくずかずか入って行く。そして店員と何やら話しこみ始めた。
178 :ユーは名無しネ2012/05/19(土) 12:38:03.96 0
仕方なく中村は自分も店内の服を見てまわったがどれもこれも今の自分には似合わない大人びたものばかりでしかも値段がびっくりするほど高い。とても中学生には手が出ない。
「お兄さんの付き添い?暇そうだね」
ふいに話しかけられて中村は振り向く。店員らしき若い男だ。彼は脇山を指差していた。
「あ、いいえぇ友達ですぅ」
「へえ、年の離れた友達なんだ?」
「いいえぇ一つ違いですう。誕生日も半年ぐらいしか違いませんよぉ学年は違うけど今は同い年でぇ」
反射的にぶりっこスマイルを作ると店員のお兄さんは何かと親切にしてくれた。お店の割引券をくれたが中村には必要なさそうだ。後で脇山にあげよう。それと何故か携帯の番号を訊かれたがなんとなく「携帯持ってません」と答えておいた。
脇山は依然として悩んでいるみたいでまだまだ時間がかかりそうだった。中村はいい加減暇だったので近くの店を色々見て回る。一時間後、戻るとちょうど脇山も決心がついたらしくジャケットをレジに持っていっていた。
「脇山ジャケット買ったのぉ?」
「ああ。迷ったけどこれに決めた」
脇山は清々しそうな顔をしていた。いつも皮肉めいた半笑いか冷たい無表情のどちらかだが今はなんだか朗らかだ。機嫌が良さそうである。
「腹減った。なんか食おうぜ」
「えぇ僕さっきメロンパン食べたばっかりなんだけどぉ」
「お、マックある。あそこにしようぜ」
まったくもう我が道を行く人だなあと中村が呆れていると「あ」とレジで脇山が呟く。
「さっきので金使い果たしちまった。れいあ貸して」
「もぉ…」
呆れたが、服ももらったしおごってあげると言うと脇山はさらりと「サンキュー」とだけ言った。そしてハンバーガーを豪快に頬張る。意外に男らしい食べ方だ。
「お前何買ったの?」
「えっとぉ上の妹に料理の本とぉ下の妹にぬいぐるみとぉ栗ちゃんにTシャツ。色違いで自分のも買ったよぉ」
「ペアルックか。微笑ましいな」
「あ、今鼻で笑ったでしょぉ」
「いや相変わらずのバカップルだなと思って。ああでも栗田が相手だからアホップルかな」
脇山は笑う。自分でウケている。中村が頬を膨らませると調子に乗ってきた。
「お前らJr内唯一の公認カップルだもんな。あちこちで目撃談があるけどレッスン場やスタジオでいかがわしいことしてんじゃないだろうな。わいせつ罪だぞ」
「いかがわしいことなんてしてないよぉ。」
中村は反論した。
「たまにぃ誰もいない楽屋とか倉庫とか廊下とか階段の踊り場とかでちょっと※○▼したり■ΩΑしたりΣ§◎を★¶Θの☆※÷(以下自主規制)してるくらいだよぉ。
あでもこないださすがに栗ちゃんがΩ◎★¶※◎してきて■Σ★が○▲◇(以下R指定)されちゃった時はぁちょっと僕も困ったけどぉ栗ちゃん一度ブレーキ壊れると突っ走っちゃうからぁ。
でもそこが可愛いよねぇだから僕もぉ栗ちゃんの☆▼○を×※Ωして§★*それから◎¢$(以下18歳未満禁止)してあげっちゃったんだけどぉ」
中村が栗田のアホ面を脳裏に描きながら夢見心地でプレイの数々をあっけらかんと話すと脇山は手に持ったハンバーガーを落とした。口があんぐりと開いている。
「あぁ何やってんのぉ勿体ないぃ」
「ちょっと…トイレ行ってくる…」
脇山は真っ白な顔をわずかに紅潮させてトイレへかけていった。歩き方がなんだか変だった。なかなか戻ってこず暇をしていると携帯が鳴る。
「あ」
中村は顔が綻ぶ。栗田からだ。
「もしもしぃ栗ちゃん」
「あ、れいあー。今学校終わったー。まだ脇山といんの?」
「うん。でもぉ脇山お腹壊しちゃったみたいでぇトイレにこもりっきりなんだよぉつまんなくてぇ」
「なんだよあいつ腹くだすとかアホだなーギャハハハハハハハ」
「ジャケット買ってお金なくなっちゃったからぁ服もらったお礼にせっかくおごってあげたのにぃハンバーガー落としちゃってぇ」
「ギャハハハハハハ!!服買って金なくなるとかハンバーガー落とすとかアホじゃね?」
電話の向こうで栗田は爆笑する。その笑い声に中村もほっとする。
「ほんとだよねぇ今度のレッスンでまた二人でいじっちゃおうねぇ」
きゃっきゃと栗田との電話ではしゃぎ、時間を忘れたがそれから脇山が戻ってきたのは一時間後だった。


END
179 :ユーは名無しネ2012/05/19(土) 13:01:22.02 i
礼様トイレ長いw刺激強すぎたのか?以外ともウブだったりしてw
181 :ユーは名無しネ2012/05/19(土) 15:21:33.57 0
栗田という呪縛に取り憑かれ仕方なくお守りをする霊亜かわいいよ
183 :ユーは名無しネ2012/05/19(土) 16:18:28.74 0
普通にれあたんとのデートやん羨ましいしかも俺様全開でれあたん彼女っぽくてあああああああああ
184 :ユーは名無しネ2012/05/19(土) 19:07:01.56 O
ひたすら高野豆腐を食べるさねやす…
作者さん食べ物のチョイス素晴らしいです
189 :ユーは名無しネ2012/05/19(土) 20:22:47.44 0
part1にあった、ドラクエ風の神7を作ってみました

<サンチェAがあらわれた!サンチェBがあらわれた!>

岸は愛犬のウェンディを呼んだ。ウェンディ、サンチェAに噛みつく→サンチェAに50のダメージ
ウェンディ、帰り際に岸にも噛みつく→岸に120のダメージ

サンチェB、颯に見とれている

嶺亜「栗ちゃんのこと怒鳴っちゃダメェ!サンチェ悪い子ぉ」スケボーに乗りサンチェAを轢く→サンチェAに200のダメージ

サンチェA、「ゴルア!貴様ら颯キュンみたいに華麗に踊れや!!」→颯以外のメンバーにそれぞれ500のダメージ

サンチェB、まだ颯に見とれている
郁「このオッサン、颯君のこと好きなの?」ふてぶてしく言う→サンチェB、顔を赤らめる

サンチェA、岸にババチョップ→岸に800のダメージ

岸は息絶えた。

颯、泣きながら怒りのヘッドスピン→サンチェA、Bにそれぞれ1200のダメージ

サンチェA、Bをやっつけた!


その夜、神7一行は小さな村に着いた

神7は真っ先に教会へ向かった
牧師のマリウスの賛美歌により、岸は生き返った

これからの旅に備え、立ち寄った道具屋で店主の松島から
静岡県産の薬草を10個買った

神宮寺は、立ち寄ったバーで踊り子にパフパフしてもらった
羽生田は、村を丸ごと金で買収した

小さな宿で、一夜を過ごし、全員のHPが回復した

村を出る前に、道具屋の松島に話を聞いた
「この村の近くには、それはそれは立派なクチビルを持ったモンスターがいるから気を付けてくださいね」
恐れおののいた一行は、牧師のマリウスにも話を聞いたが、ドイツ語で返ってきたため、誰も理解できなかった
190 :ユーは名無しネ2012/05/19(土) 20:23:44.68 0
村を出て、旅を再開した神7
「今日もシャカリキに戦うぞ!」と、岸
「岸君が生き返って本当に良かった」と、つぶやく颯
「昨日のパフパフ最高だったぜ」と、神宮寺
「パフパフって何だよ?マシュマロ?独り占めするなよ」と郁
「立地条件も悪くないし、いい買い物だったな」と羽生田
「日差し強ぉい!パラソル差さなきゃぁ」と嶺亜

そこへ

<クチビル先輩があらわれた!>

クチビル先輩、寒いギャグを言う→全員にそれぞれ300のダメージ

羽生田、あまりの寒さにヘッドライトのような目になる
神宮寺、あまりの寒さに性欲減退
岸、リアクションに困り汗だくになる
颯、そんな岸にハンカチを貸してあげようか迷い、モジモジする
郁、気にせずジャンボおにぎりを平らげる
嶺亜、気にせず日焼け止めクリームを重ね塗りする

クチビル先輩は仲間を呼んだ!
「手のひらラビリンス」があらわれた!「セクシーローズ」があらわれた!

手のひらラビリンスが甘い言葉をささやくと、女子達の黄色い歓声が上がった→神宮寺、嫉妬で200のダメージ

セクシーローズ「野菜泥棒がいるよ」→どこからか警察がやってくる。汗だくで涙目であることから岸が疑われ、事情聴取を受ける。岸に100のダメージ

颯が岸の無実を証明したため、釈放される。

岸、クチビル先輩に上半身を脱がされる→岸「泣きそうっすね」40のダメージ
颯、岸に上着を貸してあげる→岸のHPが20回復

クチビル先輩、郁にキャラメルポップコーンを投げつける→郁、食べてテンションが100上がった

郁「さっさと帰って瑞稀と遊びたいんだよっ!」クチビル先輩、手のひらラビリンス、セクシーローズをうまい棒で殴る
→3人にそれぞれ300のダメージ

クチビル先輩、手のひらラビリンス、セクシーローズをやっつけた!

神宮寺の性欲が回復した!
191 :ユーは名無しネ2012/05/19(土) 20:24:39.13 0
また別の村に着いた、神7一行
「みんなが頑張ってくれたおかげで、お金も結構たまってきたよ。これはお小遣い」
と言って、みんなにお金を渡すリーダーの岸

颯、防具屋でヘッドスピン用の「回るバンダナ」を新調する
神宮寺、同じく防具屋で「バニーガールの衣装」を購入。「今度あらんに着せてみよっと」
郁、食料となる獲物を仕留めるためのヤリを武器屋で購入
羽生田、情報屋に行き、ビジネス開拓のための情報収集
嶺亜、占い屋に行き「栗ちゃんとのぉ、相性を占ってくださぁい」
岸、道具屋で、うんのよさの種を購入

村を出て、旅を再開した神7

<ショタホモがあらわれた!可愛いオリキがあらわれた!>

ショタホモ、嶺亜をいやらしい目でみつめる→「やだぁ、キモいおっさんこっち見てるぅ…」嶺亜に100のダメージ

神宮寺、可愛いオリキを口説く→可愛いオリキ、目がハートになる

羽生田「君はこんな所でオリキなんかしている場合なのかい?経済状況が不安定な現代の日本で、将来安定した企業につくことを甘く見てはいけないよ。なぜならば、現代は女性も社会進出を果たし…」等と説教
→可愛いオリキに50のダメージ

岸、シャカリキダンスを披露する。汗が飛び散り、ショタホモの目に入る→ショタホモに200のダメージ

颯、メロンパンをブーメランのように投げる→ミス!ダメージは0だったが、ブーメランの風で可愛いオリキのスカートがめくれる

神宮寺、股間をおさえる→可愛いオリキ、ドン引きして逃げ出す

郁「ショタホモのおっさん、なんか食いもんくれよ」→ショタホモ、ウエストポーチから、みずみずしいトマトを取り出す

神7の5人、凍りつく。

嶺亜「あぁ!?そこのゲロキモジジイ…俺にトマト食わそうってのか?んなことしてみろ…てめーの―――(放送禁止用語)してやるからな。あぁ!?わかってんのかこのキモブタハゲショタホモジジイ!」
と言って、ショタホモの胸ぐらをつかんで吊るしあげる→ショタホモに4000のダメージ

ショタホモをやっつけた!

嶺亜「怖かったぁ。早く栗ちゃんに会いたいよぉ(ハート)」
192 :ユーは名無しネ2012/05/19(土) 20:25:35.70 0
また別の村に着いた、神7一行
「今日は自由行動にしよう。村の中には何故かモンスターは入ってこれないという、ありがたいシステムがあるみたいだから、村の中だけで行動するんだよ」と、リーダーの岸

「ホントは岸君と過ごしたかったな…」と、一人でヘッドスピンに磨きをかける颯
「マジ天国だな」と、パフパフのお店で1日過ごす神宮寺
ぽっちゃりしていたため、どこかの村の王子様と間違えられ、村のオバちゃんたちにもてなされる。お腹いっぱいで幸せな郁
メロン畑を発見する羽生田。水分量を調べたところ、羽生田基準を満たしていなかったため、怒りでメロンを握りつぶす
お花畑で花を摘む嶺亜。「栗ちゃんにぃ、おみやげぇ」その姿を、遠くから見つめている、村のオッサン達
こっそり貯めたへそくりで、前回まったく効果のなかった、うんのよさの種を再び購入する岸

村を出て、旅を再開した神7

<谷ナントカがあらわれた!>

谷ナントカ、ルービックキューブをバラバラにし、投げつける→全員にそれぞれ50のダメージ

岸、谷ナントカに得意のシャチホコを見せつける→谷ナントカ、気付かない
颯、岸に見とれている

神宮寺、谷ナントカにスマホの動画を見せる→谷ナントカ、股間を押さえる
神宮寺「ちょっと俺も…トイレ行ってくる」→神宮寺、森の中へ走っていく

郁、ふてぶてしく「なんか食いもんくれよ」→谷ナントカ、イラっとする。20のダメージ

羽生田の目からヘッドライト光線→谷ナントカに700のダメージ

神宮寺、スッキリした顔で戻ってくる

嶺亜「谷ナントカァ!お仕置きに風景画1000枚だからねぇ!」→谷ナントカ「すみません許してくださいホントにすみません」だが、300のダメージ

谷ナントカをやっつけた!

谷ナントカが、起き上った。谷ナントカがこっちを見ている。
仲間にしますか?<はい・いいえ>
→「いいえ」

谷ナントカは悲しそうに去って行った。

END
194 :ユーは名無しネ2012/05/19(土) 20:48:46.44 0
昨日クリエに行ってきた!
みんな頑張っててかっこよかったお
出番もいっぱいあったし
ネタバレはしないほうが良さげかな?
195 :ユーは名無しネ2012/05/19(土) 21:03:27.11 i
>>194
ネタバレかなりして欲しいが、ここでよいのかな?適スレあるかな?
197 :ユーは名無しネ2012/05/19(土) 21:40:42.36 P
作者さん乙乙!
神7周りにはいろんな愉快な仲間がいるね!
ドラクエ神7がバージョンアップしてて感動した!
ゲーム化希望!

最初の頃からこのスレでコンレポも雑談もしてたが住み分けたい人増えてきたのか?
てか雑談スレみればわかるが変なの常駐してて機能してないぜ
198 :ユーは名無しネ2012/05/19(土) 21:52:26.36 I
ここでいいんじゃない?
今までも作家さん舞い降りる間間に雑談してたよ
199 :ユーは名無しネ2012/05/19(土) 22:02:12.21 0
194です
ではお言葉に甘えてここで!
書き込むの初だから何か読みづらいところとかあれば言ってくれー

自分が行ったのは昨日
神7は+松倉くんと岩橋プロフェッショナルツリーくんでいることが多かった
岸くん颯きゅん岩橋くんで感じるままにユーアンドアイを歌ってた
後は残りのメンツでドリボの曲?(詳しく知らないスマン)を歌ったり
いつものメドレーを歌ったり

MCでもいっぱい喋ってて特に神宮寺が超頑張ってた!
積極的に海老に話しかけて笑い取ったりしてて見直したぞ
200 :ユーは名無しネ2012/05/19(土) 22:09:14.84 0
おや?推されの古林くんはいなかったのかな?
そしてうちのれあたんはどないでした?
202 :ユーは名無しネ2012/05/19(土) 22:14:18.03 0
>>200
古林くんもいたぞ
綱引きで活躍して海老の凸に「名前なんていうの?」って聞かれててワロタ
みんな頑張っててキャワだったよー
204 :ユーは名無しネ2012/05/19(土) 22:21:02.49 0
井上くんいたのか
井上くんだけは生で見たことないから次のセクゾンコンではいるといいな
207 :ユーは名無しネ2012/05/19(土) 22:40:55.48 i
ドラクエもレポも最高過ぎていろんなところから汁出た
208 :ユーは名無しネ2012/05/19(土) 23:04:32.81 I
レポありがとうです
じんぐオタなんで頑張ってたと聞いて安心
神7愛しいお
209 :ユーは名無しネ2012/05/19(土) 23:10:45.37 0
んんんんんれあたんんんんん
セクゾンコンは行くからねえええ
210 :ユーは名無しネ2012/05/19(土) 23:38:13.16 0
>やだぁ、キモいおっさんこっち見てるぅ…

お前らのれあたんの本音
211 :ユーは名無しネ2012/05/19(土) 23:39:59.96 0
私は女だから大丈夫だな!あー良かった





すいません反省しますそんな目で見ないでえええええええああああでもそんな目で見られたいいいいいい
すみません生まれてきてすみません
212 :ユーは名無しネ2012/05/19(土) 23:40:15.30 0
19日昼の部
綱引きでれあたんとアホは同じDチーム
一言自己紹介
れあたん「中村嶺亜です。には自信ないんですけどぉ、栗ちゃんが言ったように皆で力を合わせて頑張りたいと思います!」
213 :ユーは名無しネ2012/05/19(土) 23:46:05.61 0
やはり事務所的にもれあくりジャスティスなのか…
そして自己紹介まで乙女なれあたんガチ天使
おあとがよろしいようで
216 :ユーは名無しネ2012/05/19(土) 23:52:52.66 O
れあたん「テクニックには自信ないんですけどぉ」

………ふぅ
219 :ユーは名無しネ2012/05/20(日) 01:08:56.62 0
神7と愉快なジャニーズJr達 Feat.RYUICHI TANIMURA「わが心友(とも)」

谷村はファミレスにいた。
ファミレスなんていう場所は普段の自分にはあまり馴染みのないものだ。買い食いも外食もあまりしない。鮭のおにぎりがあればそれでいい。だから家に帰って食べるのが当たり前なのだ。
「ねー…店員さん呼んでよ」
テーブルの向かいの席にはJrで唯一心を許せる、安らぎを与えてくれる存在…高橋凛がいる。彼がメニューを見ながら谷村にそうねだった。
「嫌だよ…凛が呼びなよ…」
このファミレスには呼び出しボタンがない。だから店員を呼びとめて注文しなくてはならないのだが人見知りな上にこういった場所にも慣れていない二人はこうして押しつけ合っている。
今日は久々にJrの活動が休みで一日空いている。そんな日は谷村はずっと勉強をしていることがほとんどだが今日は凛とこうして二人で遊ぶことにしたのだ。
待ち合わせは昼。とりあえず二人とも腹が減っているので何かたべようと何気なくこのファミレスに入ったのだがまずオーダーの時点で躓いている、という訳だ。
「無理だよ。俺声小さいもん。気付いてもらえないし」
凛の悪い癖はとりあえず「できない」「無理」と突っぱねることだった。JJLのダブルダッチで登場した時も側転を「できない」の一点張りでロクネンジャーの橋本に「俺でもできるよ?」と呆れながら言われてしまった。
自信のあることと言えば走ることだけ。それ以外には何に関してもネガティブ思考だ。だからなのか不思議と谷村とは気が合った。
「近く通りかかった時なら聞こえるって。だから頼むよ」
「無理。龍一の方が声大きいし背も大きいからお願い」
「背は関係ないんじゃないのか…?」
「関係ある。背が高い方が遠くまで響き渡る」
そんな不毛なやりとりを重ねていると見かねた店員が「ご注文はお決まりでしょうか?」と聞きにきた。二人は安堵のため息をつく。
「もうさ…毎日がしんどいんだよ…名前は一向に覚えてもらえないし鬼ヤクザには怒鳴られるし中村にはおしおきされるし栗田にはアホ扱いされるし金田くんからは宇宙人だって泣かれるし千野くんには鞄の中身隠されるし…特に金田君に泣かれるのが辛くて辛くて…」
谷村は愚痴る。愚痴が聞いてもらえるのは凛だけだ。
しかし凛は聞くには聞くが愚痴に愚痴で返す。
「俺だってしんどいよ。鬼ヤクザもさることながらミスったらみんなの目が怖いしできないことばっか要求されるしクロスワードは解けないし」
「でも凛はサダコに遭遇したことも井戸に落ちたことも銀行強盗に遭ったことも血の池地獄に落ちたことも生贄に捧げられかけたこともないだろ…」
「そういうのはないけど、俺のこの諦め癖一向に直んないし。知ってる人少ないけど俺入所当初はセクゾンの野菜泥棒や倉本と同じくらい推されてたんだよ。それが今どこにいるのか探すのが難しいようなところにいるし」
「いっそカブトムシにでもなって樹液吸って短い一生を充実して終えることができたらどんなに幸せかって憧れがあるんだよね俺…」
「カブトムシって成虫は一週間しか生きないけど生を受けてからの一生って案外長いよ。楽なことばっかじゃないと思うけど…デパートとかで売られたりもするし無意味にクワガタとファイティングさせられたりもするしさ…」
凛は一部蝉と勘違いをしている。だが谷村はあえてつっこまなかった。
「そっか…でも今の人生よりは救いがありそうだけどな…」
「かもね…」
二人でずんずん奈落にまで落ちかけていると料理が運ばれてくる。しばらくもくもくとそれに口をつけた。
220 :ユーは名無しネ2012/05/20(日) 01:09:19.64 0
「この後、どこに行く?」
凛が訊いた。
「さあ…凛はどこに行きたい?」
「別に…龍一は?」
「別に…」
こんな感じで決まらず、二人はファミレスでそれぞれ参考書とクロスワードの雑誌を広げ始める。そうして一時間、二時間…最後には怪訝な店員の目に気付いて逃げるようにファミレスを後にした。
「今からじゃどこ行くにしても中途半端だし、夕飯までに返らないと怒られるからなあ…」
とぼとぼと街を目標なく二人で歩く。遊びなれていないということはかくも時間を無駄にしてしまうものなのか。谷村と凛は途方に暮れた。
夕暮れが迫る。今日はもう帰ろうかと二人で申し合わせる。しかしながら、谷村にはこれでも十分なリフレッシュになっていた。Jrの活動では病むことが多いし凛ともそんなにしゃべれない。勉強ばかりしていても不健康だ。たまにこうして街の空気を吸うことも必要だろう。
それより何より、不憫な目に遭うこともなく一日が終えようとしている。これが一番だ。きっと、凛といるからだと谷村は思う。彼はかけがえのない心の友だ。それを実感する。
「まあ…明日からも死なない程度にがんばろう」谷村は凛に言った
「そうだね…まあそこそこがんばって無理なことは無理と諦めよう」凛もそれに応える
自分達らしい励まし合いにふっと笑みがこぼれる。ここが街中でなければ肩を組んで「With You」でも熱唱してるだろう。それほどまでに気分が良かった。
「あ、あれ谷村くんと凛くんじゃない?」
ふいに、誰かの声がそう言った。谷村と凛はJrの中でそう知名度がある方ではない。だから逆に平穏に過ごせたのだがここへきてコアなJrオタが現れる。その数4〜5人、きゃあきゃあと騒ぎだし、道行く人が怪訝な顔をして通りすぎていく。
「付いてこられたら厄介だよ、逃げよう」
凛がそう言った。こういう場合早めに退散するが吉だ。対処法の一つ、戦略的撤退を谷村と高橋は試みた。
オリキの女の子から逃亡して終わる…というのもどうかなとも思うが今、気分は悪くない。凛と並んで走って友情を確認し合うのもいいな…なんて谷村は思った。友情…いい響きだ…
心の友よ、共に走ろうではないか…谷村は風を切った。さあ、熱い声を…さあ、燃える想いで…
だが谷村は忘れていた。
その心の友が唯一得意とするのが徒競争だ。凛はあっという間に谷村を置き去りにして姿が見えなくなった。まさに風だ。その速さたるやまるで韋駄天かウサイン・ボルト。ミドルネームをつけるとしたら高橋カールルイス凛だろうか…
「…………りん…」
谷村の脚力ではオリキの女の子達は振り切れなかった。しつこくつきまとわれ、さんざんな思いの中ようやく帰宅し、半泣きになりながら鮭にぎりをほおばった。


END
221 :ユーは名無しネ2012/05/20(日) 01:10:36.50 0
神7と愉快なジャニーズJr達 番外編「ジャニーズ戦隊チュウガクイチネンジャー」

「俺らって地味だよな」
楽屋内にそんなぼやきが響き渡る。しんとした空気が引き裂かれた。
岡田蒼生、玉元風海人、海宝潤、松田元太の新中学一年生組がこの楽屋に待機していた。それぞれ思い思いに過ごしているとふいに玉元がそう呟いたのだった。
「地味って何が?何が地味なのよ?」
倒置法で、岡田が尋ねる。彼は先程まで「どうやったらより全身で爆発が表現できるか」を研究していた。といっても「どっかーん!」と叫びながらジャンプするだけだが…
「だってさあ、年下のロクネンジャーの奴らに押されっぱなしじゃん。俺ら4人の顔と名前が一致する奴って相当コアでしょ。俺らにはキャラもインパクトもないじゃん。ロクネンジャーに「あいつら超地味」って陰口たたかれてそうじゃん」
「そうかなあ〜そんなことないと思うけどなあ〜」
海宝が間延びした口調で否定する。このテンポに玉元は慣れるのに時間がかかった。早送りできるならしたい。
「いっこ上の連中は神7で回転してたり名前忘れたけどきのこ図鑑見てたりする奴とかその相方の韋駄天とかホルモン濃い昭和顔とか古い林に虹が輝いてる奴とかこれまた濃いキャラばっかじゃん。
間に挟まれた俺達が地味すぎてどこに行っても話題にもなんにもなってねえし俺達の中で個人スレある奴もいないだろ」
「よっしゃじゃあ4人で「どっかーん!」やろうぜ!そしたらインパクトあるから!ほらほら」
岡田ははりきっているが玉元と海宝は引き気味だ。インパクトを得るかわりに大事な何かを失いそうだ。
「ちょっと松田、聞いてる?」
玉元が、楽屋の隅で音楽を聞いて目を閉じていた松田に訊ねる。肩を叩かれてようやく彼はイヤホンをはずした。
「何?」
「松田さっきから何聞いてたの?」
海宝が尋ねると松田はイヤホンを海宝の耳に当てた。そこから演歌が流れてくる。
「心に染みるだろう?なみのお〜たにまにい〜」
松田は拳を握り熱唱を始めたが岡田に「じじいか!」とツッコミのとび蹴りをくらった。岡田のツッコミは容赦ない。
「だからおまえらもうちょっと真面目に考えろって!俺達だってキャラ立ちしたいんだよ!でも露出ないから誰も分かんねえんだよ!興味持ってもらえるにはどうしたらいいか考えろ!」
玉元は一人キレている。一番背が低いのに血気は一番盛んだ。三人はしぶしぶ今後のキャラ立ちについて考え始めた。
222 :ユーは名無しネ2012/05/20(日) 01:15:55.87 O
「まず名前だよ。名前覚えてもらわなきゃ話になんない。ニックネームとかいいかもな。」玉元が顎に手を当てる。
「玉元はんじゃ「玉ちゃん」でいいんじゃない?」岡田が言う。
「ばっかそれじゃ某俺の足にキスしろその2のセンターとかぶるだろ?」玉元は却下する。
「んじゃ風海人だからふみきゅんとか〜?」海宝が提案したがそれも却下をくらう
「アホかそれ某アルファベットの最初の3文字グループにいるだろうが」
「じゃあ合わせて「玉きゅん」とかはどうかね?」松田がじじくさい口調で言う
「それちょっと非常に微妙な発音になるだろ。アダ名が下ネタくさいってやだよ俺。俺は正統派でいたい!」玉元は主張した。
「わがままな子だなあ。いかんぞわがままは。子どもは素直じゃないと」松田は眉根を寄せる。
「だからそのじいさん目線やめろって!お前バリバリの平成生まれだろ!名前が寿司屋の頑固親父みたいでも、昭和を超えて大正臭くてもお前は中一なんだから暗示にかかんなよ!」
「俺は岡ぴーでいいや。前からそう呼ばれてるし」岡田はトランプを持ちだして一人スピードを始めた。
「くそ…お前はスノプリやってたもんな…」玉元は悔しそうだ
「僕は〜じゅんじゅんでいいや〜」海宝はファンタを飲み始める。
「くそ…なんかアイドルっぽい…」玉元は唇を噛んだ
「じゃあ俺は…元さんとでも呼んでもらおう」松田は新聞を読み始める
「くそ…なんかデカ長っぽい…」
玉元は焦る。このままじゃ「玉きゅん」になってしまう。それは嫌だ。絶対に嫌だ。このつるつるの玉のように可愛らしい俺があそこを暗示するアダ名で呼ばれるなど耐え難い屈辱。せっかく人並み外れて可愛く生まれてきたのにあんまりだ。
他の三人は自分のニックネームが確定したのでもう勝手な過ごし方に戻ってしまった。この団結力のなさ、協調性に欠けるチームワークのなさ、まとまりもクソもない。玉元は頭を抱えた。
「くそ…どうしよう…」
玉元が12年間の人生の中で最大の難関にぶちあたっていると、楽屋のドアが開く。やってきたのはロクネンジャー橋本だ。
「あーいた、たまもっち、お前こないだ俺の漫画パクったろ。早く返せよ!」
「たまもっちぃ…?」
そんなアダ名で呼ばれてたっけ?と玉元が目を点にしていると、岡田が言った。
「たまもっち、ごめん橋本のと間違えて俺が入れちゃったんだよ」
「とんだとばっちりだねたまもっち〜」海宝が空になったファンタの容器を振りながら笑った
「いかん子だなあ、たまもっち。他人のものはちゃんと返しなさい」松田は新聞の経済欄に釘付けだ。
何故かさっきまで玉元と普通に呼んでいた岡田、海宝、松田までもがたまもっちと呼び始めた。
「たまもっちて…」
なんだか一昔前に流行った携帯育成ゲームのパチモンみたいな気もするけどまあ「玉きゅん」よりはマシかな…そう妥協しながら玉元は鞄の中から橋本のとおぼしき漫画を探した。
チュウガクイチネンジャーの挑戦はまだまだ始まったばかりである。


END
223 :ユーは名無しネ2012/05/20(日) 01:28:42.32 I
作者さんお疲れ様ですおつです!
とにかく松田www電車でよく見るオジサンみたいに
新聞半分に折って読んでそうだww
癒しのSea Tresureかわいいお

宇宙人と韋駄天に幸あれ。


224 :ユーは名無しネ2012/05/20(日) 01:29:16.62 0
いつかできるかなと思ってたら本当にできてたああああああ

作者さんありがとうううううううう乙ううううううう
227 :ユーは名無しネ2012/05/20(日) 03:39:20.48 O
>225
そんなこと言わずせっかくだから書いて栗
228 :ユーは名無しネ2012/05/20(日) 04:16:46.90 O
紺レポ書いてる人したら婆か?オシ団扇(笑)なんかもって恥ずかしくないのかよ
迷惑
229 :ユーは名無しネ2012/05/20(日) 04:50:25.60 O
今日はクリエの初日だ。
岸くんが改めて気合いを入れていると、高橋がニコニコしながらやってきた。
「岸くん、リハの時喉の調子悪そうだったからこれ作ってきた。前、けんとくんに教えて貰ったケントティー。」
「え、わざわざ作ってくれたの?」
「うん。いっぱい作ってきたから遠慮しないでどんどん飲んでね。」
楽屋にはもうすでに大勢のジュニアが集まってザワザワしている。
岸くんはアホではないからさすがにこの状況で「ふぅ飲ませて〜」とか、「ふぅ…飲ませてください」などとは言わない。
高橋が自分のために作ってきてくれたのが嬉しくて勧められるままにガブガブ飲んだ。
そして公演中、それは突然やってきた。
猛烈な尿意が岸くんを襲う。
岸くんは普段あまり紅茶を飲まない。
カフェインが持つ利尿作用に気が付いていなかった。
ジュニアの対決コーナーが終わるまではトイレに行く時間もない。
あー、もー、すべて汗となって流れていってくれと祈るが出てくるのはあぶら汗だけだった。
なんとか歌のコーナーを終え、対決コーナーが始まる。
岸くんはチビッコジュニアの後ろに立ち、足をクロスさせ、モジモジしながら必死に耐えていた。
あきらかに様子がおかしい。
普段はなんでも拾ってくれる頼もしいえび兄さん達だが、今日だけはいじってくれるなと心の中で手を合わせる。
そんな中、岸くんは涙で潤んだ目で高橋を見た。
高橋はいつものアイドルスマイルを振り撒いていたが、岸くんはその奥に妖しい光が宿っているのを見逃さなかった。
岸くんの背中に電流が走る。
もし、ここで漏らしたらどうなるだろう。
岸くんは考える。
一巻の終わりだ。
敬愛するえび兄さんたちに迷惑をかける。ジュニアのみんなやファンの人達もドン引きだろう。鬼ヤクザに怒鳴られるくらいじゃすまないだろうな。
また岸くんの背中に電流が走った。
その後の綱引きと大縄跳びは地獄だった。
ちょっと出たかもしれない。
それでもなんとか気力だけで乗り切り、一旦幕が降りると同時に飛び出しトイレに駆け込んだ。
230 :ユーは名無しネ2012/05/20(日) 04:56:35.80 O
トイレからフラフラ出てくるとドアの前で高橋が待っていた。
岸くんは高橋に飛び付き、胸に顔をうずめる。
「よくがんばったね。」
高橋は岸くんの頭を撫でる。
「でも、気持ちよかったでしょ。」
「……はい。」
「明日からも毎日作ってきてあげるね。」
オムツしといた方がいいかな…そう思いながら岸くんは高橋の腰に腕をまわした。


岸くんは久しぶりに寝小便をして目を覚ました。
結構大きくなるまでおねしょをしていたが、さすがに高校生になってするとは思わなかった。
クリエの初日ということで、知らない間にプレッシャーでも感じていたのかもしれない…と自分を納得させる。
しかし、問題なのは小便だけではない。
あきらかに小便ではない液体が混ざっていたのだ。
母親にどう言い訳しよう。
岸くんは悩み始めた。

おわり
231 :ユーは名無しネ2012/05/20(日) 05:09:18.70 O
何というマニアックな…しかし個人的に大好物ネタです御馳走様でした
くすぐり責めでお漏らしが似合うと思ってた自分は間違ってなかったようだ
岸くんなら高校生にもなって涙目オムツでも許すよ
232 :ユーは名無しネ2012/05/20(日) 05:21:10.73 O
ちょっとモヤモヤしてたので岸くん苛めてしまった
調子に乗ってしまってすみません
お食事中の人すみません
233 :ユーは名無しネ2012/05/20(日) 06:49:44.36 O
さぁ岸くんのお漏らしした布団干して変な液体のついたシーツ洗ってかわいいオムツでも買ってくるか
234 :ユーは名無しネ2012/05/20(日) 06:57:40.30 O
素敵なプレイですね…w

元さんは我が家の太ったのに似てると思ってたがまさか演歌を愛するオッサンとは…
235 :ユーは名無しネ2012/05/20(日) 08:49:32.44 P
目覚めたらたくさん投下されててうれしす
作者のみなさん感謝感激!

チュウガクイチネンジャーもかわゆすなあw
たまもっちよかったねたまもっち
元さんツボだw
そしてどSの颯くんにどMの岸くん…いいっすわあ…
アイドルスマイルの奥に妖しい光を放つ颯くんに涙目で喜んじゃう岸くんたまりませんなあ
237 :ユーは名無しネ2012/05/20(日) 10:07:36.45 P
行為が終わり呼吸を整えると、やっと頭の中も整理されてきた。
あれは何だったんだ?あのPCは先生のだから先生が書いてたのは間違いないとして、なんであんな…!?
先生が颯をいやらしい目で見ていて妄想で…?
それとも…いや、そんなことは絶対にないと思うけど…まさか…あれはノンフィクションで、俺のために、颯が…!?
…だとしたら俺、何やってるんだよ…!俺のせいで颯が先生とあんなことしちゃってたとしたら…俺、どうすれば…!
ノンフィクションじゃないにしても、物語の中とはいえ颯があんなふうにされてるのに、俺、颯でなんてことを…!
もし事実だったらという苦悩と数分前の自分の行為から罪悪感に苛まれ、大粒の涙をこぼし震えながら壁をひとつ殴った。
その拳の痛みで我に返り、あの物語を人に見られてはまずいと慌ててスタジオに駆け戻った。

PCは既に片づけられたあとで、そこには件の執筆者…もとい振付師がいた。Jrたちも何人か来ている。
「おう岸!おはよう!」
「お、お、お、お、おは、おは、おはようございます…!」
まさか読まれたとは思っていない鬼ヤクザと、あんなものを読んだ直後でまともに目を合わせられるはずもない岸くん。
「なんだよ、おはようございますだけでそんなに噛むなよ!」
周りのJrたちに笑われる岸くん。
そこに神7メンバーもわらわらと入ってくる。当然颯もいるが、颯を見たらまた目を逸らし、さっきがとぼけたレッサーパンダなら今度はびっくりして毛が逆立ったレッサーパンダみたいになる。
そんな岸くんの動揺を知らずいつものように挨拶してくる颯。
「おはよう岸くん」
「おっ、おっ、おあっ、おあっはよう…ふぅ…」
視線を空中に漂わせ汗だくになりながら挙動不審な挨拶をする岸くん。
「具合でも悪いの?レッスン前なのにもう汗だくだよ?」
「いや、えっとですねー…うん、大丈夫!あの、早く着いたからストレッチしまくっちゃってさー!」
「そうなんだぁ!さすが岸くん!」
にっこり笑う颯に岸くんは思う。先生とあんなことをしてこんな天真爛漫でいられるはずがない…やっぱりあれは先生の不謹慎な妄想…でも、てことは先生、いつか颯にああいうことをしたいと思ってるってことで…!うわぁ…どうしよう…どうしよう…!
胸を撫で下ろしかけたが事態の深刻さを本格的に理解しまた混乱する岸くん。その後始まったレッスンにも身が入るはずがなくミスを連発した。
「ゴルアアアアアアア岸いいいいいいいいお前今日やる気あんのかああああああっ!!」
こんな日でも鬼ヤクザ通常運転だが、事情を知らない人からみたらどこかうわの空のように見える岸くん。
「おいゴルァ岸!叱られてんのに何キョロキョロしてんだよ!ちゃんと目を見ろ!」
いや、ちゃんと見たいのはやまやまなんですけど…見たら嫌でもあれを思い出しちゃう…。
目は泳ぎいつも以上にしどろもどろ、加えてナイアガラ呼ばわりされる汗だくさは更に凄まじくナイアガラに集中豪雨が降り注ぐかのようだ。あまりの不審さに「どうした…何かあったのか?」と鬼ヤクザ通常運転が臨時運転に切り替わるほどだ。
「そんなに体調が悪いなら見学するか?」と言われたが、ジッとしてたらそれこそおかしくなりそうだからレッスン参加を選んだ。それ以後の岸くんはそれこそ何かに取り憑かれたかのように踊り狂い周りを唖然させた。
レッスン後に颯が「岸くん…やっぱり具合悪かったんでしょ?大丈夫…?」と心配そうに声をかけてくる。その真っ直ぐな瞳と透き通る声に先程の物語と自分の行為を思い出してしまい
「う、うん!なななななななんてことないよだだだだだだ大丈夫!」と目を逸らし首がもげそうなほどブンブン振って否定し逃げ出すかのようにスタジオを後にした。
238 :ユーは名無しネ2012/05/20(日) 10:09:23.10 P
「羽生田ー帰るよー」
颯が羽生田に声をかけ一緒にスタジオを後にする。
「岸くん、大丈夫かな…」心配そうに呟く颯。
「岸くん今日はなんか変だったな〜まぁ、岸くんが変じゃなかったことなんてないけど」
「羽生田に比べたら全っ然変じゃないよ!羽生田のくせに生意気!」パコンと羽生田の頭をはたく颯。
「いってぇ!もう、いくら同期だからってなんで僕にはやたら強気なんだ!?身長はとっくに抜かされてるが一応ひとつ年上なんだぞ!まぁ、僕は懐の深い人間だから別に構わないけどね」
岸くんがそんなに好きなら岸くんにこそこういうフレンドリーなツッコミをしたらどうなんだ…まったく…。その言葉はあえて飲み込む羽生田。
「懐が深いならいいじゃん。じゃぁしょうがないからお兄ちゃん扱いしてあげるよ!叩いてごめんねお兄ちゃ〜ん」羽生田の頭をわしゃわしゃと撫でる颯。
はぁ…そんな甘えた声出してるくせにいいこいいこかよ…まったく、完全に僕を舐めきってるんだから…。
早く身長伸びて欲しいけど…そんなに高くならないのも悪くはないな…。
内心ボヤきながらも顔は招き猫のような目で微笑み、満更でもない羽生田。
「…俺、岸くんに何かしたかな?」と切り出す颯。
「さぁ…なんで?」
「岸くん…今日、僕の目を見てくれなかった…ていうか、なんか、避けてた感じで…」
「いつも挙動不審な岸くんだが、今日はいつにもまして挙動不審だったからな〜…でも先生にも挙動不審だったから颯を避けてるわけではないんじゃないかな」
「そっか…何かあったのかな…」
「そんなに心配なら明日会ったときにでもきいてみなよ。シンメに気遣われてるって岸くんも喜ぶよ」
「そ、そ、そう、かな…」嬉しそうながらもはにかみ顔でモジモジする颯。
やれやれ…世話の焼ける同期なんだから…。まぁ、そこも可愛いところだけどさ。
そう思いながらも、少し淋しげな表情を浮かべる羽生田。そんな羽生田にまるで気づかない颯。
いつも通り仲良くからかい合いながら帰っていった。

どうしよう…まともに颯の顔見られない…!走りながら帰路につくが、どう帰ったのか動転していて記憶はなかった。
また颯と鬼ヤクザがそんな関係だったら…そんな考えが頭を掠めるが、また首がもげるほど振ってその考えを振り払う。
でも、もしかしたら…こうしている間も颯に鬼ヤクザはあの物語を事実にしようと…!
そう思いながらも、また頭の中で颯の艶かしい姿がちらついてしまい、必死で振り払う。
ひたすら自分はどうすればいいのか考えたが、満足な解決策は見つからなかった。
そんなことを繰り返しているうちにもう朝日が輝いていた。

とりあえず、あれを他の誰かに見られたらまずい…もし変な噂が立ったりしたら、颯がここに居づらくなっちゃう…!
そう危惧し、学校が終わるやいなやダッシュでレッスンスタジオに行く岸くん。
俺に出来る方法は、これ位しか思いつかないけど…あれ?また文字が増えてる…?
PCの画面が昨日と同じように無造作にあの物語を写している。更に、物語の続きが追加されて…。
239 :ユーは名無しネ2012/05/20(日) 10:28:06.01 O
うおおおおおおおおおおおおおおおお
気になるうううううううううううう
240 :ユーは名無しネ2012/05/20(日) 10:47:47.24 P
「颯…そんなに岸を忘れたいか?」
「はい…だって、先の見えない恋で、みんなに迷惑かけられない…だから…」
呼吸を弾ませ身体をだらりと横たえ、左腕で顔を隠し微かに震えながら言う颯。泣いているのだ。
恥ずかしさや虚しさや未練…いろんな感情が渦巻いているのだろう。
「なら、もう一ついい方法がある」
「もう一つ…どんな…?」
「俺を岸だと思って、好きなようにしろ」
「……!」
一瞬驚き躊躇う表情をみせるものの、すぐ真剣なまなざしを向けてくる。いつも通りのまっすぐなまなざしだが、どこか野性的で妖しげな…。
「でも、先生はいいんですか?そんな…」
「俺は颯がよければなんだっていいんだよ。なんだったら岸って呼んだっていい」
そう。颯がよければなんだって構わない。心からの本心だ。
「じゃ、お言葉に甘えて…」
こんな場面だというのに可愛いセリフなのが颯らしい。
だが、そこからは今まで見たことのない颯だった。

ひんやりとしたスタジオの床に磔にされたように両腕を颯に押さえつけられ、貪るように唇を奪われる。さっきまであんなに恥じらっていたのが信じられないほど、大胆に舌を絡めてくる。
次第に唇と舌の感触が首筋に移り、首筋と耳たぶに接吻しながら甘噛みする。今の颯は、まるで獲物を捕らえたチーターのようだ。
首筋と耳たぶへの執拗な攻めに身体がビクンと震える。
「岸くんの耳たぶ、敏感なんだね…可愛い…」
両腕の感触を確かめるように指を滑らせシャツを捲り上げ、今度は露わになった胸と乳首を貪る。
「岸くんの肌、めちゃくちゃきれいだ…!
メイキングでみんなに脱がされてたとき、すっごいムカついてたんだよ?俺まだ脱がせたことないのに、って…一応仕事だから顔は笑ってたけど」
そう言うと乳首を舌でなぞり、甘噛みし、軽く歯を立ててくる。颯、どこでこんな技を…?更に力を込め歯を立てられ、痛いはずなのに屈辱的なまでの快感が走る。
「岸くん、乳首かじられて感じちゃうんだぁ…いやらしいね」
妖しげな微笑みを浮かべ、一番熱く敏感な部分に手を運ぶ。
「ここも乳首と同じくらい硬くなってるよ、岸くん…」
ズボンを下着もろとも脱がされ、その部分は跳ね上がるように露わになる。
「岸くんのここ、こういうふうになってるんだぁ…。自分以外のがこんなふうになってるのみるの初めてだ…」
間近でまじまじと覗き込む颯。その視線に犯されているようだ。
熱く滾る部分を握り、手を上下させながら乳首を攻めたてる。
「岸くん…気持ちいい?
頭がおかしくなるほど気持ちよくしてあげる…岸くん…」
手に力がこもってくる。
「好きだ…岸くん…!ああ…岸くん…!」
今の颯には俺は見えていない。
これは岸との行為だ。
岸の身体を愛しながら、振り向いてくれない憎しみを叩きつけている。
俺も颯を愛しながら憎んでいるから、こんな関係に引きずりこんだのかもしれない。
身体を舐め回しながら、とどめを刺すかのように攻めを早めていく。
「岸くん、恥ずかしい格好だね。岸くんの全部が丸見えだよ?もうちょっとしたら、一番恥ずかしいところ見られるね」
妖艶な笑みを浮かべる颯。
その狂気を感じさせる程の眩さに、遂に絶頂を迎えた。
まさに一番恥ずかしい格好を晒し快感に酔いしれた。
その姿に颯はやや意地悪な笑みを浮かべながらも、放出したものを丹念に舐めとっていった…。
241 :ユーは名無しネ2012/05/20(日) 10:49:46.12 P
颯…。
颯の指が、唇が、舌が、俺の身体を…!
物語をなぞったはずが、颯になぞられる感覚に襲われる岸くん。
物語の中の行為が鮮明に浮かび、昨日とは比べようもないほど急激に体温が上がる。
行為のみならず意地悪な笑みや言葉でも自分を攻め立てる颯に、頭の奥のほうが甘く痺れる。
颯にこんなふうにされたら…俺、どうなっちゃうんだろう…!
知らず知らずに自分の身体を両腕で抱きしめている。こうでもしないと、心臓が飛び出し遠くまで飛んでいってしまいそうだ…!
また昨日のように発散したい欲求が激しく膨らむが、昨日のような自己嫌悪に陥るのが耐えられないので必死で堪える。
本当はすぐにでもこの物語を封印する作戦に出るつもりだったが、昨日以上の衝撃に茫然とし身動きできない。
あり得ない程の感覚が…!
あり得ない颯の攻めが…!
汗だく涙目でお馴染みの岸くんだが、今日はナイアガラではなく妖しい熱に浮かされたじんわりした汗に、ふにゃふにゃした涙目ではなく妙にうっとりとした熱を帯びた涙目だ。

「おはようございまーす」
そこに羽生田と中村が来てしまう。
まずい!茫然としてる場合じゃなかった…!
時すでに遅し。仕方なく身体でPCを隠し見られないようにするが、余計に不自然な岸くん。
「岸ぃ、何それぇ?」
「んあ?なななななななな何が?わからないなあはははははは」
颯じゃないのに携帯マナーモードになる岸くん。
「何ってこれパソコンじゃん。これがどうしたというんだ?怪しいな…」
羽生田にあっさり見破られ読まれてしまう。
「…えっ…なんだこれ…!」
「これ、岸が書いたのぉ?」
「いや、岸くんにこんな長文が書けるわけがない。ましてこんなに漢字使えるわけもない。岸くんにそんな脳みそあるわけない。しかもこれ、先生のパソコンじゃないか。…てことは…!」
顔を見合わせハッと息を飲む羽生田と中村。
「…昨日見つけちゃって、なんとかしなきゃ、って…」
うろたえ汗だくになりながら言う岸くん。
「だから昨日あんなに挙動不審だったのか…。こんなもん読んじゃったあとじゃそうなるな…。僕も今日、颯の目を真っ直ぐ見られる自信ない…」
いつもの物怖じしない態度と打って変わってやたらモジモジする羽生田。意外とウブだ。可愛い。
「鬼ヤクザ、怒鳴りながらこんな妄想してたんだぁ〜キモ〜い!しかもこれ、夢小説読み漁ってる文体だよ?ほんとキッモ〜い!」
天使は時折毒舌だ。だが的を得ているうえに可愛い。
「今日、栗ちゃんが学校行事で来られない日でよかったぁ…!栗ちゃんこんなの読んだら動揺しまくってすぐみんなにバレちゃうもん!」
「しかし、これを放置しておいたらみんなの目に触れるのは時間の問題だ。なんという非人道的行為だ…!」
「それなら…責任は俺が取るから、羽生田と中村はうまいこと合わせてくれないか?」
「それはもちろん協力するが、どうする気だ?普通に消去するだけじゃ更に厄介な事態に成りかねないぞ?」
「俺に出来るのは、これしかないから…」
そう呟くと、たっぷり深呼吸をしてステップを踏み出す。
242 :ユーは名無しネ2012/05/20(日) 10:50:25.95 P
JJLで好評だった『愛のマタドール』のイントロのダンスを踊り始める岸くん。
大人びたステップから華麗なターンをし、その遠心力でパソコンの画面にバックハンドブローを放つ。
ガンッ!
目を見開き驚く羽生田と中村。
何事もなかったかのようになおも踊り続け、今度は手を突き出す振付でパソコンの画面にパンチを叩きこみ、手を引く動作と共にパソコンを床に叩きつけ、ついでによろめいた風を装って踏みつける。
ガスッ!ガスッ!ガタガタガシャン!バチバチバチ…ッ!
衝撃に火花を上げ大破したパソコン。まさに捨て身の隠滅作業…。
別に踊る必要なかったんじゃ…心の中で冷静なツッコミを入れる羽生田。
NEWSの曲やっぱりいいなぁ…手越くんかっこよかったなぁ…愛のマタドールで憧れの先輩を思い出す中村。
「Love So Sweetの振付で蹴飛ばしてもよかったけど…画面に不自然な足跡残るとまずいもんね。
さてと…。あとは颯に先生と二人きりにならないように言わないと…なんていうのがいいかな?」
ひと仕事終えた岸くんが次の対策を立てる。
「こんな妄想されてたの知ったらショック受けるだろうから小説の存在は伏せて、岸くんから鬼ヤクザ先生は颯を狙ってるって伝えるのが一番だ。
あまりの可愛がりように前からもしやと思ってはいたが、まさかここまでだったとは…」
「え、でも…いきなり俺がそんなこと言ったらビックリしてバレたりしないかな?ていうか、先生が狙ってるなんて信じるかな?颯、俺にはなんかいつもよそよそしいし…」
「岸のバカ〜!こういうときだからこそ岸が言うことに意味があるのにぃ〜」
白いほっぺをぷっくりさせる中村。
「そうだぞ岸くん。ああ見えて颯は岸くんのことを本当に慕っているし、信頼してるんだ。こういうときこそシンメの本領発揮だ。
岸くんの好きなファミレスや行きつけのパン屋さんにでも連れて行ってじっくり話せばいいじゃないか」
「そうだな…じゃ、あとで颯が来たら声かけるよ」
そこにやってくる鬼ヤクザ。
「おい!誰だ!?俺のパソコン破壊したやつぁゴルァアァァァアアアッ!」
いつもの100倍はあろうかという凄みで怒号を轟かせる鬼ヤクザ。
「すっ、すっ、すっ…すみません先生!ダンスの練習していたらぶつかっちゃって…!」
いつものふにゃふにゃした涙目の岸くんがペコペコしだす。
「てめえか岸ゴルァァァァァァァァァァァァァァァァ!これ高かったんだぞ!土下座しろ!弁償しろ!民事訴訟起こしたろかゴルァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
本当はパソコンより作品を消されてダメージ受けてるくせに…羽生田も中村も心の中で冷やかな目を向ける。
「先生!岸、わけわからない壊し方しちゃったけどぉ、すごく一生懸命ダンスの練習してたんですぅ!わざとじゃないんですぅ!あんまり怒らないであげて下さいぃ!」
中村は目を潤ませ天使のように嘆願した。
「そうです先生!岸くんはちょっと足りないし変だしどうしようもないことやらかしちゃうけど、悪気は一切ないんです!」
いつもは細い目を見開き夜中のヘッドライトのようにギラつかせ、必死で訴える羽生田。
岸くんは貯金を切り崩して弁償する覚悟でいたが、仲間たちの協力のおかげで怒号を浴びるだけで済んだ。
とはいっても、別室に軟禁状態で二時間は全力で怒鳴られたから瀕死間近のダメージは受けた…。
244 :ユーは名無しネ2012/05/20(日) 10:52:22.53 P
岸くんが連れ去られ軟禁状態になってもしばらく他のJrは来ないので、オセロシンメのれあむマドリードで語り合っていた。
「はぁ、まったく…。あの場面で僕ら以外のJrが来てたらどうするつもりだったんだ…毎度毎度危なっかしい…」ため息をつく羽生田。
「相変わらず、岸はツメが甘いよねぇ〜。でも、パソコン叩き壊したのは潔くてかっこよかったねぇ」羽生田に頷きながらも褒める中村。
「まあね、岸くんにしちゃ珍しくかっこよかったなぁ…。ダンスの名手らしくダンスでかたをつけたってとこか…。
踊る必要性はまったく感じられないが…岸くんらしいといえば岸くんらしい…。
まぁ、僕ならもっと穏便に済ませながらもとどめを刺す対応が出来たけどね」
「岸より自分のほうがちゃんと颯を守ってあげられるのに…ってことぉ?」
中村のまさかの問いかけに、頬を赤らめる羽生田。
「ばっ…!バカなこと言うなよ!それじゃ、ま、まるで僕が颯を好きみたいじゃないか!
落ち着いて考えてみろ、颯だぞ?寝ながら回るほどのヘッドスピンバカだぞ?
…そりゃあ、まあ、本当にいい奴だし、話もノリも合うし、同期としていい刺激を与えてくれる存在で、真面目だがどこかネジが外れてるかのような突拍子もないユニークさもある。
颯みたいな人間をいじることで将来櫻井翔くんみたいなMC志望の僕としては非常にいいトークの勉強になるし…。
百歩譲って、僕が颯を好きだと仮定しよう。あ、あくまで仮定の話だぞ!?
颯を想ったところで、あいつの気持ちは決まっている。僕が颯に想いを告げたって颯を混乱させるだけだ。
僕はそんな非合理的なことはしないし、第一、本当に颯を好きなら好きな相手を悩ませるようなことをするような真似はしない。
そんな不毛なことは、僕の理念に反するんだ!」
落ち着いて考えてみろ、と言いながら自分がまるで落ち着けていない羽生田。いつもの高めの声を更にうわずらせ早口でまくしたてる。
そんな羽生田を静かな微笑みを浮かべ何も言わず見つめる中村。少し経って口を開く中村。
「羽生田ってぇ…」
「な、なんだよ?」中村が何を言うのかとつい緊張する羽生田。
「今の、二時間ドラマの犯人役みたいだったよぉ〜。でも刑事役も似合いそう!
そんなに饒舌なら、橋田壽賀子ドラマの長セリフもイケそうだね。ほとんど噛まないし、滑舌もいいし、頭いいからセリフ覚えも早そう〜」
まるで空気を読まないかのような中村の言葉だが、羽生田は悟った。
見抜かれているのか…すべて…。
あえて話を逸らすのも、むやみに羽生田の本心を掘り下げるようなことをしないのも、羽生田のプライドを傷つけないための中村の優しさ…。
何故中村が天使と称されるのか、少しわかった気がする。

「いいよ、もう……ありがとう」
照れる羽生田は中村に背中を向けて続ける。
「今から言うのはひとり言だから…いいか?ひとり言だぞ?」
黙って頷く中村。
「自分でも…気づかないふりをしていたんだ…。
だって、好きになったところでどうしようもないじゃないか…。
でも…僕のほうが颯と一緒にいる時間長いし、同期としての結びつきもある。
反対に岸くんはまるで颯の気持ちに気づかず、神宮寺とばかりつるんで颯を悩ませてばかりで、颯を想っている気配など皆無で…。
だから、もしかしたら僕にも僅かばかりのチャンスがあったりするかもしれない、なんて期待してみたりもした…。
でも、今日の岸くんをみたらその期待がいかにバカらしかったか思い知らされたよ…。
あいつら、なんだかんだ、お互いを、想い合っている…。」
羽生田の肩と声が微かに震えている。泣いているのだろう。
中村はハンカチを差し出そうかと思ったが、泣き顔を見られるのを嫌がるだろうからやめておいた。

245 :ユーは名無しネ2012/05/20(日) 10:54:33.96 P
「まぁ、岸くんは抜けてるし鈍感だから、自分が颯に惹かれていることにすら気づいてないんだろうが…。
今回のことにしたってパソコン壊してデータは消せたが、鬼ヤクザの欲望を消せたわけじゃない。
むしろ、岸くんの出方によっては颯の心が壊れてあの小説が現実にだって成りうるのに…わかってるのかな…?」
いつのまにかひとり言ではなくなっている羽生田。
「岸がそこまでバカで甘いやつだったら、羽生田が颯取っちゃいなよぉ」
「君…大胆な提案をするね…」
「そりゃあ、颯は岸が大好きなのわかってるから上手くいって欲しいけどぉ、岸が颯を幸せに出来ないならそんなの意味ないもん。
最終的に颯を幸せにしてくれるなら、羽生田もありかな、って」
「食えないやつだなぁ、君は」
やれやれといった表情で微笑む羽生田と悪戯っぽく微笑む中村。

話してくれてありがとう。
本当はね、せっかく同い年でシンメだからもっと相談とかし合えたらうれしいなぁって思ってたんだよ。羽生田、あんまりそういうの見せないし…
直接言うと羽生田が照れて居心地悪くなるのがわかるので心の中で告げる中村。

こういうの慣れてないから素直に言えないけど…ありがとう…。
貸しを作るのいやだから、中村も何かあったら話して欲しいな…。
言われなくても中村の気持ちを察し照れながらも気持ちを吐き出しすっきりさせてくれ感謝している羽生田。
普段あまり言葉を交わさないが、案外分かり合えているオセロシンメのれあむマドリードだった。
246 :ユーは名無しネ2012/05/20(日) 10:56:03.04 P
他のJrがわらわらと訪れ、その中に颯もいた。
「おはよう…あれ?羽生田、目が赤いよ?また激辛ラーメンのスープが目に入ったの?」
「スタジオのどこに激辛ラーメンがあるんだよ!」
「じゃどしたの?」
「さっきねぇ、羽生田の目にてんとう虫が飛んできたんだよぉ」
よくわからないフォローを入れる中村。
「なんだ〜ハチじゃなかったんだ!大丈夫?痛くない?」
羽生田の頬に両手を添え、両親指であっかんべーさせて羽生田の目を心配そうに覗き込む颯。
恋人同士がキスをするような体勢に、羽生田は呼吸を忘れる。
おまけに先程の鬼ヤクザ夢小説の中の颯を思い出し、余計に胸の鼓動が高まってしまう。
だがその直後、颯に頬をブニッと潰され、羽生田の凄まじい変顔に颯が天真爛漫にケラケラ笑い出して羽生田のときめきは台なしになるのだった…。

「颯、今日このあと時間大丈夫?」
「えっ、な、なんで?」
「えっとですねぇ、颯に大事な話があって、一緒にファミレスでも行って話したいなって…」
「うん、だ、大丈夫だよ!」
岸くんからの誘いに慣れていなくて表情をこわばらせながらもうれしそうにはにかむ颯。
そんな二人をみて羽生田は思う。
きっとこの表情をみて岸くんは颯が自分にはよそよそしいと誤解してるのだろう。
このあとの二人のやりとりも、颯がそれにどんな反応をするかも想像がつく。頭の回転が速すぎるのも考えものだ…。
「じゃあね羽生田ー!また明日ねー!」
うれしそうに大きく手を振り、無邪気な笑顔を向け岸くんと連れ立っていく颯。
自分は、仲良しの同期で十分だ。
あんな笑顔見せられたら、そうするしかないじゃないか…。
この心の隙間は2000円のメロンでも埋められやしない。
タ○ノフルーツパーラーか千○屋で5000円のメロン買って一人でまるごと食べてやる…!
淋しさ切なさは堪えようもないが、颯の嬉しそうな笑顔はやっぱり可愛いな…と目を細めメロンを買いに行く羽生田だった。
248 :ユーは名無しネ2012/05/20(日) 11:01:13.53 P
「そういえば…こないだ『ハワイの水着姿眩しかったぜ』とか『美しく無駄のない素晴らしい筋肉だ…』って言いながら触ってきたし、
『颯はブレイクダンスやヘッドスピンで他のJrより身体への負担が大きいから念入りにケアしないと』ってよくスポーツマッサージしてくれたけど、あれって…!」
あんにゃろそんなことまで…!
怒りがこみあげると同時に、今までまったく気づいていなかった自分に愕然とする岸くん。
「うん…颯の場合は人一倍ケアが必要なのは間違いないけど、それだけじゃないんだよ…。
…ちなみに、俺も他のみんなも先生のうちには誘われてない…」
動揺は更に激しくなり、携帯マナーモードのように震えだす颯。
鬼ヤクザの下心へのおぞましさと恐怖、まして、自分がいやらしい目を向けられていたのをよりによって大好きな岸くんに…その恥ずかしさで涙目になる。
「えっ…じゃあ、じゃあ、今までダンスいっぱい誉めてくれたのも、俺に変なことするため…?
本当は、そこまでじゃなかったのかな…」
「それはないよ!」間髪入れず言うと、颯の震えを鎮めるため颯の隣に座り肩を抱く岸くん。
「颯のダンスは最高だよ!
ブレイクダンスもいつもかっこいいし、バラードに合わせるダンスもすごくきれいだし、俺、颯のダンス大好きで、颯のシンメで本当にうれしいんだよ」
「岸くん…」岸くんの言葉に、胸を熱くする颯。
「俺も、岸くんのダンス大好きだよ!前にも言ったけど、本当に上手くてかっこよくて、練習も本番も全力で…そういうところめちゃくちゃ尊敬してるんだ。
あと…こんなふうに優しくしてくれるところも、めちゃくちゃ…大好きなんだ…」
あまりのうれしさに、いつもより素直に気持ちを言葉にしている。普段なら好きすぎて恥ずかしくて絶対言えないけど、本当に心の底から想っていることだから。
「俺も颯のこと大好きだよ!素直だし頑張り屋さんだし、結構面白いし!…なんか、こういうの照れるね…まぁ、これからもよろしくね」
友達にハートマークつきのメールを送っちゃうような岸くんは、この言葉が颯に対しどれだけの威力があるかわかってはいない…。
…だが、この言葉が実は自分が思っている以上の感情を表しているのもわかってはいない。
本当に好きになると、その感情があまりに人間として自然すぎて気づかないのかもしれない。

そうとは知らず、思いもよらない岸くんの告白に頭の中でこれからのおつきあいやデートコースを駆け巡らせる颯だった…。

END
250 :ユーは名無しネ2012/05/20(日) 11:18:17.96 0
はにー優しい子
岸くんが相変わらずだったら全力で奪っちゃえ
251 :ユーは名無しネ2012/05/20(日) 12:32:28.44 O
岸颯うわああああああああああああああああああああああああああああああああ
252 :ユーは名無しネ2012/05/20(日) 14:08:52.19 0
きしふうきゃわああああああああああああ
岸くんが自分と颯きゅんとの行為を想像してる時に両腕を抱きしめてるのがキャワすぎた

れあむいいコンビすぎて目から汁が出そうになったお
253 :ユーは名無しネ2012/05/20(日) 14:30:10.95 O
作者さん乙
岸颯もれああむもスウィートでピュアでキャワ
255 :ユーは名無しネ2012/05/20(日) 15:06:35.78 O
作者さん乙!
さて、これからコンビニ商品大量買いして最高級メロン買ってセンチメンタルはにーいただいてくるか
256 :ユーは名無しネ2012/05/20(日) 15:20:16.74 O
作者さんありがとう
ちゃんと復習して待ってたよ
ドキドキしながら読んでたのに岸くんがひとつ殴るから一瞬唇がw
れあむマドリード泣いた!
264 :ユーは名無しネ2012/05/20(日) 18:02:24.64 0
良かったお
地球破壊せずにすんだお
とりあえず爆弾を格納庫にしまってくるお
265 :ユーは名無しネ2012/05/20(日) 18:08:20.86 i
若干話ずれるけど
jrって自分以外のjrが出てる番組見るのかな?
例えば自分は出てないヤンヤンとかスク革とか
jrランドとか。
266 :ユーは名無しネ2012/05/20(日) 18:09:32.88 i
モテキ→Pにギタンギタンにされる岸の流れまで含め映画化を希望
267 :ユーは名無しネ2012/05/20(日) 18:45:03.70 0
>265
まず見ない
JJLはJr好きでも見ない
よっぽどの推しが出ていない限り。俺で言えばれあたんが出てない限りじっくり見ることはない。
268 :ユーは名無しネ2012/05/20(日) 19:14:35.21 i
神7全員に言い寄られるなんて優太幸せすぎるお
そして真剣に誰がいいか迷ってる優太かわいいお
269 :ユーは名無しネ2012/05/20(日) 19:46:45.22 O
周りに侍らせてハーレム状態の岸くんを想像した
…似合わない
272 :ユーは名無しネ2012/05/20(日) 20:04:09.58 O
だめだだめだ岸くんが最近愛おしすぎて仕方ない
岸くんの馬鹿やろううわああああああああ
273 :ユーは名無しネ2012/05/20(日) 21:05:19.89 0
モテキの感想ありがとう

オイラ、改行下手だから読みにくかったのに
最後まで付き合ってくれて感謝!!

>266
とりあえず映画会社に企画書送ってミマスwww
274 :ユーは名無しネ2012/05/20(日) 21:24:39.59 P
れあむは普段エピきかないがああいう関係だといいな

モテキな岸くんw優柔不断さと不憫さが拍車をかけててナイスw
映画がヒットして男子だらけの乙女ゲーム化きぼんぬ
276 :ユーは名無しネ2012/05/20(日) 21:29:57.99 i
乙ゲーいいなw
AKBの恋愛ゲームpgrと思ってたけど
もし神7で出たら絶対買うな
295 :ユーは名無しネ2012/05/21(月) 19:25:22.17 P
>>276
主人公がKAT-TUNと同居してハーレム状態になる乙女ゲーならあるから、神7も決して夢じゃない…!
むしろここで案を出し合い企画書作成するべきだw
277 :ユーは名無しネ2012/05/20(日) 22:02:46.74 O
なんだなんだ岸くんおもしろすぎるだぜと思ったが
谷村のへんなおじさんですべてがwwふっとんだwwww
278 :ユーは名無しネ2012/05/20(日) 22:46:33.14 0
れあたんのドナルドダックといい谷やんの変なおじさんといい神7は芸達者だな
279 :ユーは名無しネ2012/05/20(日) 23:02:53.89 O
明らかになにもできなそうな谷やんが
いきなり変なおじさんとかしだすのがまた面白い
281 :ユーは名無しネ2012/05/20(日) 23:10:37.96 0
■オバマ大統領が俺の話をネタ元にパーティー演説。
http://twitter.com/4YoGun/status/201285556989202432
実父と呼ばれる昭和帝との比較。
http://twitter.com/4YoGun/status/198163303426568193/
エリザベス女王在位60周年
http://twitter.com/4YoGun/status/203895929445683202

俺は東方不敗マスターアジアとも呼ばれる存在だぞ。
理由は天皇家と李王家の血を受け継いでいるから。
その証拠
http://twitter.com/4YoGun/status/203528329888923649


283 :ユーは名無しネ2012/05/20(日) 23:38:51.65 I
あれは笑ったw
たにーがあんな声出すんだって感じで新鮮だった
きのこばっか見てると思ってたら意外とバカ殿とか見るのね
284 :ユーは名無しネ2012/05/21(月) 00:25:29.02 i
jrのスレに俺って書いてる人よくいるけど、
男の人でもjr好きがいるってこと?
だとしたら嬉しいお(^o^)

女の子がakbだいすきみたいに
男の子もジャニーズすきってかんじ?
290 :ユーは名無しネ2012/05/21(月) 01:25:38.32 0
ネット初心者にありがちな疑問今更ありがとうございました
以後よそでどうぞ
291 :ユーは名無しネ2012/05/21(月) 01:36:42.32 O
大塚スレで暴れてるわかりやすいiPhoneいい加減鬱陶しいわ
こっちまで来んな
294 :ユーは名無しネ2012/05/21(月) 13:24:53.19 I
最近どこのスレでもいるこの人
浮いてるからわかりやすい
296 :ユーは名無しネ2012/05/21(月) 20:14:10.98 0
主人公8人(岸くん、颯、神宮寺、倉本、羽生田、嶺亜、栗田、谷村)を自由選択
選んだ選択肢によって他の7人のうちの誰かと結ばれる
つまり27通りのカップリングでのエンディングが可能。全部制覇したら裏バージョンで鬼ヤクザとかロクネンジャーとも可能に
もっともジャスティス信者にとっては制覇はかなり苦痛だろうが
297 :ユーは名無しネ2012/05/21(月) 20:26:35.22 0
栗田谷村パターンとか怖いもの見たさだな
れあたんなら誰でもヌけ…萌える
299 :ユーは名無しネ2012/05/21(月) 20:33:56.29 I
倉本羽生田もなかなか茨道ww
たにーは顔がいいから誰でもいける気がするけど総じてどんよりした話になりそう


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